日本のカタクリの花は繊細な上、暑さに弱く育てるのが難しい花ですが、西洋カタクリは日本のカタクリよりも強く育てやすいとされています。花の色も日本のカタクリは紫色が基本ですが西洋のカタクリは黄色や白い色をしています。今回は西洋のカタクリと日本のカタクリの育て方の違いをご紹介します。

西洋 カタクリ 育て方

西洋のカタクリの育て方とは?

西洋のカタクリでメジャーな品種はエリスロニウムパゴダでしょう。北アメリカが原産地のエリスロニウムパゴダは日本のカタクリと違って耐寒性、耐暑性があり暖かい地方でも育てることのできる品種として人気があります。球根も手に入れやすく、育てやすさから初心者でも育てることが出来るとされています。パゴダは別名キバナカタクリとも呼ばれています。種から育てることも可能な品種で種から育てる場合は9月に種まきをします。発芽後、植え付けは3月から5月の間に行います。植え付けは地植えの場合大きな樹の木陰が最適です。日本のカタクリほどこまめな水やりは必要ありません。球根が腐る原因になるので土が乾いてから水やりをします。鉢植えの場合、春までは日向に置き初夏以降は半日陰に移動します。特に害虫の被害もなく夏は涼しく過ごしてあげることに気を付けておけば地上部が枯れてからは特にお世話の必要はありません。開花は3月から6月で鮮やかな黄色の大きな花を咲かせます。

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日本のカタクリの育て方とは?

基本的に育て方は西洋のカタクリと同じですが、日本のカタクリの方が暑さに弱いので株元にマルチングをしましょう。また乾燥にも弱いのでこまめな水やりが欠かせません。常に土が湿っている状態にしておくことが重要です。また2月から3月頃はナメクジなどの害虫やさび病などにも気を付けましょう。また地上部が枯れた後の休眠中にも水やりが必要です。

【まとめ】

日本のカタクリも西洋のカタクリも基本的な育て方は同じですが、日本のカタクリの方が暑さに弱いので暑さ対策や乾燥対策、害虫の対処など細かなお世話が必要です。西洋のカタクリの方が育てやすく球根も出回っているので気軽にカタクリの花を楽しむことが出来ます。