春になると綺麗な薄紫色の花を咲かせるカタクリの花、日本各地でも見かけることができ、その可愛い花に癒されると言うファンの方も多いカタクリですが、それとよく似たお花に「シクラメンの花」があります。

確かに2つの花は似ているかもしれませんが、今回はそんなカタクリの花とシクラメンの花の違いについて調べて行きたいと思います!

カタクリ シクラメン 違い

【カタクリとシクラメンの違いは?】

カタクリの花とシクラメンの花はその花だけを見ると双子とまではいきませんが花の咲き方などがよく似ているためこの2つの花が同じ種類の花のではないかという印象になります、しかしよく見ると葉っぱと花の違いがあります。

まずカタクリは花1輪に幅の広くて長い葉が1~2枚あり、それに対してシクラメンの花は株からたくさんの丸みを帯びた葉っぱが出ていて、花自体も1つの株からたくさん出ているという違いがこの2つの花にはあるんです。

そして花弁の枚数はカタクリの花が一般的には6枚でシクラメンの花は基本5枚と言う花弁の枚数にも違いがあります。

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またカタクリの花は「ユリ科」で単子葉植物、つまり被子植物のうち1枚の子葉を持つことで特徴づけられる植物で、シクラメンの花は「サクラソウ科」で双子葉植物、つまり2枚の初期葉または子葉を持つ植物で、双方は大きく仲間分けをしてもこの2つの種類は異なっているためまったく違う植物だと言うことになります。

また開花時期もカタクリの花は3月から5月の暖かい季節に開花するお花で、シクラメンの花は少し早く10月下旬ごろから4月くらいまでに咲く冬にも強いお花なんですね。

こうして見ると、カタクリの花とシクラメンの花にはいろいろな違いがあるんですね。

【まとめ】

今回は春にキレイに咲くカタクリの花と、シクラメンの花の違いについて見てきました。

花の咲き方などがとてもよく似ている2つの花、しかしユリ科とサクラソウ科という違いから、花弁の数、咲く時期なども異なっています。

大きなくくりで分けても異なる2つの花、冬の花の開花が少ない時期に咲くシクラメンも春の暖かくなるころに咲くカタクリの花もどちらも素敵なお花です、開花の時期にぜひ一度観察して見比べてみてはいかがでしょうか。