アネモネは先からや色が様々で、似ている花がたくさんあります。しかしアネモネを詳しく知っている人なら、ガクの位置などで別の花と区別ができます。しかしアネモネと似ている花にポピーがあり、これはアネモネと同じように花弁の下にガクが付いていません。この2種類の花の見分け方はあるのでしょうか?

アネモネ ポピー 違い

【アネモネとポピーの違いって何?】

アネモネはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。地中海原産で古くから親しまれてきたアネモネは、ギリシャ神話にも出てきます。ほとんどの種類が春に花を咲かせますが、一部には秋に咲く花もあります。鮮やかな赤やピンクのゴージャスなタイプもあれば、淡い紫や白の清楚な感じのタイプもあります。そしてこのカラフルな花の部分は実は花弁ではなくガクで、アネモネには花弁がありません。

 

ポピーはヨーロッパ原産のケシ科の一年草で、ヒナゲシと呼ばれます。赤やピンクの花が咲き、咲き方は八重咲きが最もポピュラーです。

 

アネモネとポピーは、どちらも花弁の下にガクがありません。正しく言うとアネモネの花のように見えるカラフルな部分がガクで、少し離れた下にあるガクに見える物は葉です。そしてポピーはカラフルな部分が花弁で、その下にガクがありません。

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この二つの花は咲いている状態では似ていて区別がつきませんが、が全く違います。アネモネはカラフルな部分がガクなので、開花する前に何色の花が咲くのかがわかります。しかしポピーの花は開く前の蕾の時には、緑色で産毛が生えたガクに覆われています。したがってポピーは蕾の段階では、まだ何色の花が咲くのかわかりません。そして咲くときに額は落ちます。

 

アネモネとポピーを見分けるには、蕾を観察するととても簡単に区別できます。

【まとめ】

アネモネはカラフルな部分が花弁ではなくガクなので、その下にもう一つガクは付いていません。そしてポピーの花も、咲いている時には花弁の下にガクがありません。この二つの区別は難しそうに感じますが、蕾を見ると一目瞭然です。花弁のように大きくカラフルなガクを持つアネモネは蕾の状態の時にハッキリカラーがわかります。しかしポピーの蕾はガクで覆われているので、咲くまで花の色はわかりません。