世界各地で園芸種として非常に人気の高い花、バラ。たぶん、今までの人生で一度も見たことがない、という人はほとんどいないと思います。花屋でもよく取り扱われている種類ですし、贈り物としても非常にメジャーな種類です。
そんなバラを家庭菜園で育てる際、実は冬になると「冬囲い」というものをする必要があるときがあります。とはいっても、家庭菜園をしたことが無い人などは、冬囲いという言葉を聞いたことがない人は多いと想います。
というわけで、今回はそんなバラの冬囲いに関して紹介していきたいと思います。
バラの冬囲いと、それをする理由は?
まず、冬囲いについて説明しましょう。冬囲いとは、庭の花木などを、冬の時期に竹や藁、縄などで囲うことです。
本来、これは季節によって寒暖差の激しい日本では冬の寒さから植物を守るための対策で、雪の多い植物に関してはその雪から守るために行われることもあります。
また、これは装飾の一種として行われることもあります。冬には多くの葉は落ちてしまうので殺風景になってしまうために、そんな風に装飾としてされることもあるようです。金沢の兼六園などでも有名でしょう。
バラの冬囲いの方法は?
では、バラの冬囲いの方法を見ていきましょう。まず、荒縄、コモ、根曲がり竹、剪定ばさみなどを用意します。作業の時には、とげに注意しておきましょう。革手袋などをつけながら作業すると、けがの危険も下がるので、良いかもしれません。
取りかかる前に、不要な枝などを切り取っておきましょう。枯れた枝などがその対象ですね。そして、切ってから枝を荒縄でまとめていきましょう。
それができたら、根曲がり竹を四本土中にさして、その四本の先端をまとめて縛って、荒縄で巻いていきます。これが骨になるわけです。それから、その骨をコモで包んで、完成です。こうすることで、小屋で囲まれたような見た目になります。
まとめ
綺麗なバラを育てる上でも、冬になるとその寒さを乗り越えるための準備が必要になるわけですね。自分の育てている地域が寒い地域じゃないからといって油断せず、用意しておくことが大切です。
道具自体も竹や荒縄とそこまで高価なものではないので、しっかりと作り方などを確認した上で用意しておくことが必要になるでしょう。