5月にはバラの花が次々に咲きはじめ、最も美しいといわれる時期ともいわれるそうです。この美しい花を長く楽しむために、この時期に行うべきお手入れはあるのでしょうか?また、気温が上昇してくると多く発生するようになる病害虫対策なども知っておくといいですね。

バラ 5月 手入れ

【バラの5月に行う手入れについて】

成長が著しい5月のバラには常に水分が必要になります。特に鉢植えの場合は水を切らさないよう注意が必要です。地植えの場合も5月中は毎日水やりをするのがいいでしょう。毎朝1株あたりバケツ1杯程度が目安といわれますが、その際に花や葉に水がかかると病気の発症につながることがありますので、根元に丁寧に水やりをすることが大切になります。また、4月よりウドンコ病や黒点病、アブラムシやゾウムシなどの病害虫予防を始めていますが、5月になるとさらにコガネムシやヨトウムシなどの害虫が活発に活動を始めるため、2週間に1回を目安に薬剤を散布して病害虫の防除を行うのがいいでしょう。

【バラの5月に行う剪定について】

この時期にはバラの花が次々に開花しますが、咲き終わったものは花柄みを行うことが大切になります。これを放置しておくと見た目もよくないですし、栄養が分散してしまい樹勢を落としたり次のつぼみが大きくならないなどの原因にもつながるでしょう。摘みとる位置としては、最低限花のすぐ下の3枚葉の下までで、さらにその下の5枚葉のあたりから切っても樹形が整うそうです。特に大輪咲きの場合は、一番上のつぼみと他に2つくらいを残してすべてかき取ってしまうことで、より立派な花が咲くことになります。

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バラの5月に施す肥料について

肥料については、成長中には即効性の液肥を定期的に追肥するのがおすすめですが、つぼみが開きはじめたら一時ストップします。つぼみはとてもデリケートなので、ここで肥料をやり続けると、形の悪い花になったりするそうです。特に年に一度しか咲かないオールドローズや原種系のバラについては、この時期の施肥は絶対に禁物といわれますので、覚えておくといいでしょう。また、植え付け直後の苗に肥料を与えると、根がつかないうちは肥料負けして枯れてしまうことがありますので注意が必要です。

まとめ

5月から6月にかけてはバラの最盛期といわれますが、綺麗な大輪を楽しむためには、咲き終わった花柄を摘んでしまうことやつぼみのついた枝を間引くことなどが大切なお世話になりそうですね。また気温の上昇に伴って、病害虫のリスクも高まりますので、定期的な消毒なども大切になります。適切な手入れを行って美しいローズガーデンを楽しんでください。