初心者の人でも比較的育てやすいユリオプスデージーは、冬に花が咲き、鑑賞植物としても年中楽しむことができます。植物を育てるときに重要になってくる作業が、剪定です。
植物によって成長の仕方も違うので、その植物の特徴に合わせて剪定を行うことがとても大切です。
それではユリオプスデージーの場合はどうでしょうか。
年中楽しめる植物だからこそ、適切な剪定を行って、美しい花を咲かせましょう。
【ユリオプスデージーの剪定の時期はいつ?】
ユリオプスデージーの剪定時期は、一番成長する時期でもある5月から6月と9月から10月が最適と言われています。
ただ、剪定や切り戻しが遅いと開花が遅れるなど、花の開花に影響が出てきますので、注意してください。
ユリオプスデージーは、枝分かれしにくいという性質を持っています。剪定を行うことで脇芽を伸ばして、バランスの良いよく茂った形にしましょう。
場所としては、枝や茎のわき芽が出ているところまでを目安に切ります。剪定は苗が若いうちに行います。
芽が若いと切るのに躊躇してしまいますが、この若い芽を切ることで、脇芽を伸ばすことができますので、しっかり切って剪定を行います。
葉がないところまで切ってしまうと枯れやすくなりますので、切る場所については十分気をつけて、剪定を行いましょう。
切り戻しについても、ユリオプスデージーには強い切り戻しに耐える強さがあるので、花が咲き終わったら、大胆に切りましょう。
半分くらいの長さまで切っても大丈夫です。
剪定を行った後は、葉が少なくなりますので土の乾きが遅くなります。
ユリオプスデージーは多湿に弱いので、水やりの回数を減らしてください。
ユリオプスデージーは挿し木ができます。
そのさいには、枝分かれさせるために摘み取ったばかりの芽を利用します。
5センチくらいの新芽を清潔な用土に挿し、成長させていきます。
挿し木の適期としては、花が咲き終わった5月から6月、9月から10月となっています。
【まとめ】
ユリオプスデージーは、切り戻しに耐える強さがあり、また剪定によって花の数も増やせると言えそうです。
他にも多湿に弱いユリオプスデージーにとっては、剪定によって形が整えられたりするだけではなく、余分な枝や枯れ葉があることで蒸れたりすることも防ぐことができそうです。
初めての人にとっては、判断が難しく躊躇してしまいがちな剪定ですが、より美しく育てるためにも、勇気を持って剪定を行いましょう。