多くの花は成長期になると新芽がどんどん伸びてきます。それを伸び放題で放っておくと、花が少なくなるばかりでなく、樹形が崩れてきます。マーガレットも例外ではなくやはり樹形が崩れてきます。そこで摘心や剪定が必要になってくるのですが、そもそも摘心とはどういうものなのでしょうか。また何のために行うのでしょうか。

 

マーガレットの摘心、剪定の方法

マーガレット 摘心 方法

摘心とは、伸びてきた新芽を摘み取り、脇目を伸ばすことを言います。摘心を行うことによって、伸ばした脇目に花芽がつき、結果として花が多く咲くようになるのです。

15センチほど伸びた新芽の摘み取ることにより、その下にから2本の脇目が伸びてきます。その脇目に花芽が付き、結果として花が増えていくのです。また脇目が横に伸びていくことで、縦方向から横方向に枝葉が広がり、こんもりとした美しい円形を保つことが出来ます。

一方剪定は、新芽だけを摘み取るのではなく、伸びた部分を半分ほどまでバッサリと切り落としてしまいます。これも脇目を伸ばすことによって花芽を増やし樹形を保つために行います。しかし、この時に「切りすぎない」ことが大切です。枝に緑が少し残っているように切り落としましょう。全部切ってしまうと、来春に伸びる芽がなくなってしまうので注意が必要です。

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マーガレットの摘心、剪定の時期

では、摘心や剪定はいつ頃行うのが良いでしょうか。マーガレットの場合、成長期の3~5月に摘心を行います。ちょうど次から次へと新芽が伸びるころです。この時期に摘心を行うことによって、花の付きや樹形を保つだけではなく、梅雨時期に向けて「ムレ」を抑える効果も期待できます。高温多湿に弱いマーガレットにとって、風通しの良さは生育には欠かせない条件なのです。

次に剪定の時期ですが、これは夏が終わり、冬の休眠期の前、9~10月に行います。来春に向けて脇目を伸ばす準備を整えてあげましょう。。

 

まとめ

自然に伸びたマーガレットも綺麗ですが、伸び放題の枝葉に花が少ししか咲かないのでは、少し寂しいものです。少し手を加える事で、こんもりと整った樹形に多くの花が付き、より美しさを増し見栄えも良くなります。

特に大株になると、その美しさは圧巻です。美しいマーガレットを少しでも長く楽しむために、是非チャレンジしてみてください。