大切に育ててきたマーガレットのつぼみがほころび始め、次々とキレイな花を咲かせるころ、よくよく見たら葉がボロボロだったり、筆で筋を付けたように白い線がついていたり、つぼみも少なくなってきている、なんてことはありませんか?

もしかしたら、それは害虫の仕業かもしれません。マーガレットに限ったことではありませんが、果樹や花には害虫が付くことが少なくありません。これらの害虫が付くと先に述べたようにマーガレットの見た目に大きく影響が出るのです。大切に育ててきたのに害虫によって枯れてしまうのは切ないものです。そこで、マーガレットにつく代表的な害虫の被害と駆除方法を見ていきましょう。

 

マーガレットに多い虫とそれぞれの駆除について

マーガレット 虫 駆除

よく知られている害虫として挙げられるのが『アブラムシ』です。目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。アブラムシは新芽や茎、葉裏などに多く付着します。汁液を吸われることによって生育が遅れる被害をもたらします。

それだけではなくウイルスを持ったアブラムシが花から花へ媒介することによってモザイク病などが広がることになります。アブラムシを駆除するのに様々な方法がありますが、無農薬であれば天敵のテントウムシに捕食させる、虫よけにもなるチェリーセージやマリーゴルドなどのコンパニオンプランツを近くに植えるといった方法がありますが、効果が出るまでに時間がかかります。もっと手っ取り早く駆除したいのであれば、ベニカXファインスプレーやオルトランなどの薬剤の力を借りるのが良さそうです。

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他にもよく目にするのが、ヨトウムシです。ガの幼虫ですが、葉裏に大量に卵を産み付け、ふ化後、幼少のころは黄緑色で葉肉を食べ、葉をかすり状にします。4~5センチに成長すると褐色または黒に変化し、葉を食べつくしてしまうこともあります。

ヨトウムシの効果的な駆除はなんといっても卵の段階で、葉ごと取ってしまうこと。それでもふ化してしまった場合はオルトラン水和剤などの薬剤を散布し早めの駆除を心掛けましょう。

 

まとめ  

きれい花を咲かせ維持するのには、それなりに手がかかります。せっかくに花に薬剤を散布することをためらう方もいるかもしれませんが、日々、花に目を向けることで薬剤を最小限に抑えることも可能です。大切なお花が害虫でダメになってしまう前に、しっかり対策・駆除をし美しい花を楽しみましょう。