野菜や果実を育てていると、どこからともなく飛んでくるアブラムシ。5階上の高層マンションならば、飛んでこないだろうと思っていませんか?実は、飛んできます。
少々高い場所でも、まったく平気らしく、ベランダで育てている野菜、果物ほか、チューリップ等の花にも繁殖し、見栄えを悪くするだけでなく、せっかく育てた野菜、果物、花をぼろぼろにして枯らしてしまうことも少なくありません。
ちなみに、アブラムシの天敵はテントウムシです。ですが、そのテントウムシは、アブラムシを追いかけては飛んできてくれません。
チューリップに繁殖したアブラムシは、どのように駆除すれば良いのでしょうか。
チューリップが枯れる?!アブラムシが原因ですか?
チューリップに繁殖したアブラムシは、スミチオン乳液で駆除することはできます。が、できるだけ薬剤を使いたくない方には、牛乳・食用油・洗剤を利用した駆除方法を紹介します。
まず、牛乳ですが、アブラムシだけでなくダニ類にも適用できますので、気になるダニを発見した時は、ぜひ、ご利用ください。
使い方は、チューリップの葉っぱが乾いている時に、葉面に向かって散布します。午前中が望ましいですが、夕方になっても問題ありません。
太陽の熱で牛乳が乾燥すると、その牛乳の縮む力にアブラムシが圧縮され、アブラムシを駆除することができます。牛乳は、賞味期限の過ぎたものでもOK。効果は変わりません。薄めずに、そのまま散布しましょう。
続いて、食用油ですが、こちらもアブラムシ、ダニ類に効果があります。牛乳と同じく、午前中の散布が望ましく、乾いている葉っぱに直接散布します。ちなみに、材料は、水1リットル、食用油30ミリリットル、洗剤10ミリリットルです。すべてをスプレー容器等に入れて混ぜれば、できあがりです。
最後は、洗剤です。こちらもアブラムシ、ダニ類に効果があります。家庭用洗剤、もしくは洗濯用の粉せっけん等で1000倍の希釈液をつくり、スプレー容器等に入れて、直接葉っぱに散布します。
まとめ
アブラムシの駆除を行う前に、前もって予防しておきたい方は、アブラムシの光を嫌う性質を利用しましょう。チューリップを植えている近くに、不要になったCDやDVDを吊るす、または、アルミホイルやアルミシートを貼り付けておきましょう。アブラムシだけでなく、カラスやハト等からもチューリップを守ることができます。