バラの株元に、おがくずのような木くずが見つかったことはありませんか?これは、カミキリムシの幼虫が穴をあけながらバラの茎の内部に入った証拠であり、木くずに見えるそれはカミキリムシの幼虫のフンなのです。
カミキリムシの幼虫は枝の中で食べ続けながら育ちます。このままほっておくと枝はボロボロになり、いずれバラが枯れてしまうので早めに駆除する必要があります。
バラにつくカミキリムシの予防方法とは?
カミキリムシの被害にあわないための予防方法をご紹介しましょう。カミキリムシはバラの株元に卵を産みつけ、生まれた幼虫はバラの茎に穴をあけて茎の内部に入り込みます。これを予防するために、バラの株元にアルミホイルを巻き付けるという方法があります。
巻き付ける期間は卵を産み付ける時期の3~5月の間で、5月になってバラが咲いたらアルミホイルをはずしましょう。また、銅タワシを小さくカットしてバラの株元に巻く方法もあります。こちらの方が目立ちにくいと好んでされる方もいらっしゃいます。
また、カミキリムシは金属を嫌がる習性があるそうなので株元に産卵することは不可能なのです。このことから、銅タワシは根に幼虫が入るのを予防するのに効果的です。注意点としてアルミホイルも銅タワシも1年中つけっぱなしにすると株元が蒸れて他の病気の原因になってしまうので気を付けて下さい。
また、バラの株元に太陽を当たるように工夫することも効果があるようです。それでももし被害にあった場合の駆除方法は、バラに開けられた穴から針金を入れて直接カミキリムシを駆除する方法と、キンチョールEなどの専用の薬剤を穴に差し込んで駆除する方法があります。その後7~10日間は様子を観察し、新たに木くずが出ないようなら駆除完了です。
まとめ
大切に育てているバラに穴を開けられて枯らされるのは辛いですよね。特に幹が太くなった木や一度被害に遭ったことのあるバラが被害に遭いやすいと言われているので気を付けましょう。
カミキリムシの産卵時期にあたる3~5月は特に注意してバラの様子を観察し木くず等が無いかチェックしましょう。またアルミホイルや銅タワシなど簡単な方法で予防できるので、大切なバラのためにも今年こそはぜひカミキリムシの予防対策をやってみましょう!