バラを育てている方にとってコガネムシは厄介な害虫です。というのもコガネムシは他の害虫に比べて被害に気付きにくく、被害の発見が遅れることでバラに大きなダメージを与えてしまうからなのです。
アブラムシやダンゴムシ、ナメクジ、毛虫などの害虫の多くは地上部にいてるので目で見て見つけやすいのですが、コガネムシの幼虫は地中にいるので気付かずに被害にあっていることが多いのです。
夏場、こまめに水やりもしているのに、何だかバラの調子がおかしいな?と思っているうちに被害が進行していて気付いた時には遅かったということもあります。
今回は、ご家庭で育てているバラにコガネムシの幼虫がいた場合の駆除の方法や対策についてご紹介します!
バラにつくコガネムシの幼虫を駆除したい!
コガネムシの幼虫は地中でバラの根を食べる害虫とされています。地植えの場合はそれほどの被害はありませんが、鉢植えなどのバラの場合は最悪枯れることもあるのです。
もし、コガネムシの幼虫を見つけた場合はすぐに駆除する必要があります。駆除方法としては、オルトランやディプテレックス、マラソン乳剤で地中に隠れている幼虫を駆除することが出来ます。
そして被害にあったバラは思い切って植え替えをする必要があります。植え替え後はしばらく様子を見ましょう。
コガネムシの幼虫がバラについてしまう対策
対策としては不織布で土の表面を覆っておく方法があります。こうすることで、夏にやってきたコガネムシのメスは株元に産卵することが出来ないのです。不織布の上から水やりもできるので便利です。
不織布の代わりにバークチップやカニガラでもいいでしょう。また、薬剤での対策も効果的です。バラを植え替える際に肥料とともに薬剤を混ぜておくことで予防になります。成虫を見かけた場合も要注意です!ネットショップではコガネムシを捕まえるための仕掛けなども販売されています。
まとめ
今回ご紹介したコガネムシの幼虫による被害ですが、いったん被害を受けると大きなダメージになるので気をつけましょう。特に鉢植えでバラを育てている人には毎年コガネムシの被害に悩まされている人も多いと言われています。
寒冷地など、地域によってはコガネムシの被害にあわない場所もあるようですが、関東以西の地域では初夏から秋にかけて被害にあうことがあります。とにかく早期発見が大事なのでこの時期は少しでも早く気付けるよう気にかけましょう。