横浜市の花は「バラ」です。そのためか、横浜市内にはバラを楽しむことのできる場所がたくさんあります。その中で最も有名なバラの名所のひとつが、山下公園のバラ園です。

 

山下公園のバラ園と開花状況

山下公園 バラ 開花状況

 横浜市中区の山下公園の中にあるバラ園(未来のバラ園)では、190品種2,650株のバラが無料で楽しめます。

昭和のはじめにアメリカのシアトル市から贈られたバラを植えたことから発展して、現在の規模になりました。今の公園は2017(平成29)年春の「全国都市緑化よこはまフェア」の開催に伴って、2016(平成28)年4月にリニューアルオープンしたものです。

 リニューアルの際には、それまで受け継がれてきた50品種350株の由緒あるバラをそのまま大切に栽培すると同時に、140品種2,300株の新しいバラを公園の新しいメンバーとして参加させました。

新旧のバラの株は1年を通して楽しめる宿根草と共に、より立体的な構成や色をテーマに4分割した花壇に植えられて、これまで以上に魅力的な表情を私たちに見せてくれます。

 ニューアルした未来のバラ園は、見学してその美しさを楽しむだけ終わってしまわない仕組みになっています。病中害に強い品種のバラを積極的に採用し、見学者が自宅でバラの栽培を楽しむときの手本になるようなローズ・ガーデンを目指しているのです。

 2018(平成30)年7月現在、残念ながらバラ園はシーズンオフです。春バラのシーズンは終わりました。今は2番花が終わる頃なので、運が良ければ少しだけなら花を見ることができるかもしれません。

次の本格的なシーズンは、秋バラが咲き始める10月中旬からです。

 

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山下公園のバラの見頃

 山下公園のバラの見頃は、春と秋の年2回です。春の見頃は5月中旬から6月上旬、

秋の見頃は10月中旬から11月上旬です。

春のシーズンにはすべてのバラが冬の間に溜め込んだエネルギーを使って花を咲かせます。一季咲きのバラと四季咲きのバラが同時に花を開きます。つるバラも春のシーズンだけ花をつけるのが普通です。

すべてのバラが一気に花を咲かせるので、春のバラ園はたいへんゴージャスで、まるでバラに埋もれるような感じがします。

 一方秋のシーズンに花を付けるのは、四季咲きの品種だけです。そのため秋のバラ園は春に比べてさびしいく平面的な印象を受けます。バラ園の雰囲気そのものは春より落ち着いているので、開いているバラの一輪一輪をじっくり確かめながら、じっくりと散策するのに向いています。

 

まとめ

 山下公園のバラ園(未来のバラ園)は、横浜市のバラの名所のひとつです。見頃は5月中旬から6月上旬までと10月中旬から11月上旬です。

春のシーズンはすべてのバラが咲き誇るゴージャスなバラ園を楽しむことができるし、秋のシーズンには少数のバラがゆったり花を開いている落ち着いたバラ園で、リラックスすることができます。