北海道はラベンターの栽培に適した土地であると同時に、北海道で選抜された品種が富良野にて栽培されています。

特用作物として栽培が奨励されて、農業試験場や大学の研究機関によって積極的な品種改良が行われてきたのが、今の富良野のラベンダーの品種です。

番号のうたれた数十種類の中から栽培のしやすさなどで選ばれたものが、名前をつけられて普及したものが今の富良野ラベンダーの品種となります。簡単に紹介していきます。

ラベンダー 品種 富良野

【富良野のラベンダーの品種の代表的なもの】

富良野のラベンダーの品種の中で早咲きのものは、濃紫3と呼ばれるものがあります。これは開花前のつぼみから青紫色が強く、観賞用に圧倒的な人気があります。生産者はこれらを3号と呼びます。また、耐暑性があるから鉢植えの多くが売られているのがこれです。ドライフラワーの加工にも向いています。

次に富良野のラベンダーの品種で多いものは、おかむらさきと呼ばれるものです。これは、ほとんどのラベンダー園で植えられているもので、多くの面積を占めるものです。他のラベンダーの品種に比べて見頃が遅いため、遅咲きとも呼ばれています。生産者はこれを4号と呼びます。もっともラベンダーらしい香りとされており、ドライフラワーよりもポプリに加工されます。この他にもオイル生産を目的として栽培される品種のようていと、札幌市南区の藻岩地区から名前がついたはなもいわがあります。はなもいわの場合は有料品種ですが、白っぽく見えるために鑑賞用には向いていません。他のラベンダーの品種と並べた時のコントラストが映えるもののみの品種とされています。

スポンサードリンク

【富良野のラベンダーに開花時期はいつ頃ですか】

富良野のラベンダーの開花時期は、早咲きの品種は6月下旬頃から開花が始まります。富良野のラベンダーで作付面積の広いおかむらさきの品種は、7月中旬頃が最盛期です。

遅咲きのラベンダーの品種は、8月上旬まで楽しめますが、この時期になると、株の保存のために刈り取りが始まる畑もあります。

富良野市内とその近郊のラベンダー園の開花時期と品種は、例年7月が一番の見頃を迎えます。

この時には、早咲きの品種と遅咲きの品種が同時に咲くために、ラベンター祭りが行われるのはこのためです。

【まとめ】

富良野のラベンダーの品種は、早咲きの品種と遅咲きの品種の両方があります。これは、北海道の富良野地区がラベンダーを育てるのに適した冷涼な気候であることが挙げられています。そして、積極的にラベンターの品種を増やしていくことでいろいろな種類のラベンダーが生まれてきました。そして、ラベンダー園によっては、お盆まで見られるラベンダーの品種や、ホワイトやピンクのラベンダーの品種が植えられています。中には種から育てたラベンダーがあります。これらは、広い富良野のラベンダー畑をくまなく歩くと見つかりますので、夏に富良野に来ることがあれば、ラベンダー畑をしっかりと見ておくと良いでしょう。