誰もが1度は育ててみたいと思うラベンダーは、古代ローマから愛されてきた「ハーブの女王」とも呼ばれてきました。このお花には沢山の品種があり、育てやすいことで有名です。強い香りがあり、紫色の花が美しいので、ハーブ人気の火付け役にもなりました。
ラベンダーは、品種が様々あります。紫だけではなくて白やピンクのラベンダーもあります。このラベンダーにはどのような品種があり、育てやすいのかを簡単に説明していきます。
【初心者が育てやすいラベンダーの品種】
ラベンダーの品種は、寒さに強く暑さに弱いという共通した特徴があります。
どの品種のラベンダーが育てやすいのかというと、イングリッシュラベンダーやコモンラベンダーと呼ばれるものが代表的です。
富良野ラベンダー(品種はオカムラサキが有名)もこの系統となります。
イングリッシュラベンダーの代表的な品種で、ヒットコートやふらのぶるーがあります。この品種の特徴というと花は濃い紫色で、質感はベルベット状、香りはアロマやポプリに使われる良い香りです。
高温多湿に弱くて東京などでは育てにくいので、暑さに強いアロマティコやセンティヴィアの品種が育てやすいです。
また、ラバンディン系ですと、少し香りが強いですが、暑さに強く株が大きく成長するために、初心者にはおすすめのラベンダーの品種です。代表品種は、グロッソやスーパーセビリアンブルーがあります。
その他にも、花型がウサギのような耳のような葉がついており、一目でラベンダーの品種とは少し違うラベンダーがあります。別名フレンチラベンダーとも呼ばれています。香りもそれほど強くなく、想像するラベンダーとは違うものと考えておいた方がいいです。
暑さに一番強く、初心者にもおすすめできるラベンダーの品種で、育てやすいです。東京では地植えでも育てることができます。
その他にも、デンタータ系と呼ばれる葉がギザギザしているのが特徴としているもの、プテロストエカス系というレースラベンダーと呼ばれるラベンダーは寒さに弱いという特徴があります。
【まとめ】
こうしてみると、ラベンダーの育てやすい品種は、寒さに強い品種だけではなくて、暑さにも強いタイプが本州では育てやすいことがわかります。
特に地植えをする場合は、高温多湿の東京地区に強い品種ではないと、育てやすいとは言えないのです。
また、ラベンダーをどのように使うかによって、寒さに強い品種の方が育てやすいことがあります。富良野ラベンダーはやはり北国向きの品種ですので、東北以北の寒冷地であれば育てやすいことがわかります。
例えば、ハーブに使いたいのであれば北国向けのイングリッシュラベンダーと呼ばれる品種が育てやすいとも言われています。
その他にも、観賞用のラベンダーの品種であれば、暑さに強い品種が育てやすいものです。
ラベンダーの用途にもよりますので、どのラベンダーの品種が良いのかは考えた方がいいです。