白や黄色などの色とりどりの花を咲かせ、ガーデニングやブーケのお花としても人気のあるマーガレットですが、一年を通して管理するために、ちょっとしたコツがあるのはご存知でしょうか。

カナリヤ諸島原産のマーガレットは高温多湿、霜などの寒さに弱く地域によっては季節に応じたお手入れをしないと枯れてしまいます。では、大切なマーガレットをより美しく、より長く楽しむために、どのようなお手入れが必要なのでしょうか。

 

マーガレット育て方は夏のお手入れが肝心

マーガレット 育て方 夏

暖かな日が差し込む春になると、草花は一斉に芽吹き始めます。マーガレットも同様に3月~6月ごろに最盛期を迎えます。この最盛期には肥料、水やり、摘心などを行い、どんどんと大きな株に育てましょう。

しかし、梅雨時期に入り気温が上がり始めると成長が緩くなってきます。この時期は、株の中が蒸れてしまうため、蒸れを解消するために少し切り戻しをして風を通してあげることが大切になってきます。

伸びた枝を3分の1ほど切り戻し、風通しが良い半日陰の場所へ移します。この時に、下にスノコなどを敷くとさらに風通しがよくなります。この時期マーガレットは一旦成長を緩める為、肥料はあげません。水やりも土が乾いてから2,3日経った頃にたっぷりと与えるようにしましょう。

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マーガレットが夏に枯れてしまう原因とは         

それでも元気がなくなってしまった場合は、その原因を取り除いてあげることが大切です。

夏に枯れてしまう原因として大きなものは、やはり『蒸れ』が大きいでしょう。これは、切り戻しや、置く場所を変えてあげる事で解消できます。

次に考えられることは、『水不足』です。高温多湿が苦手なマーガレットですが、だからといって、全然水やりをしないのでは、当然元気がなくなってきます。水やりをしても元気にならない、というのであれば、それは『根詰まり』が原因かもしれません。

特に鉢植えの場合は根が大きく成長し、これ以上は成長できないところまで一杯になっていることがあります。しかしちょうど成長が緩くなるこの時期の植え替えは、マーガレットにとって負担が大きいものです。そこで、株の周囲に棒などを使って水の通り道を作ってみてください。これで、根の隅々まで水がいきわたるようになります。

 

まとめ  

このように、マーガレットが成長しやすい環境をつくってあげれば、毎年綺麗な花を咲かせてくれるようになります。手間はかかりますが、上手にお手入れをすれば、夏の暑さが落ち着いた頃、また花芽をつけるようになります。是非、一年を通して綺麗な花を楽しんでみてください。