バラへの水やりが最も重要になるのは7月から9月にかけての夏場といわれます。この時期は厳しい日差しや熱気により、必要以上に地面の水分が奪われやすいですので、水やりは十分な量を定期的に行うことが大切でしょう。こんな夏の季節に特に鉢植えのバラに発生しやすい状態に『水枯れ』という症状があるようです。なぜ発生しやすいのか、そしてどのようにして復活させるのがいいのかをご紹介しましょう。

バラ 水 枯れ

【バラの水枯れについて】

一般的に、鉢植えのバラは夏に水枯れを起こしやすいといわれるようです。原因としては、光合成による水分消費や高温などによる蒸散、鉢内の高温化に伴う根の痛みや乾燥、水やり不足なのが挙げられます。初期段階では枝の先端近くがしなびたように曲がってきますが、この状態であれば迅速な対応をすることで復活が可能なのだそうです。まずは鉢を日陰や暗い場所に移動させ、光合成をさせないことで水分消費を減らすようにします。水の補給のために株元にしっかり水やりをし、株を冷やすために葉裏へ水をかけたり濡れた新聞紙で株全体をおおうなどの対応も効果的でしょう。ただし、葉を濡らした状態が長引くのは痛みの原因になりますので、ある程度復活してきたら風通しのいい場所で養生させるようにします。水やりから2時間程度でしっかりしてくるようですので、覚えておくといいでしょう。復活しても数日間は日陰や半日蔭の場所で養生するのがいいですね。

スポンサードリンク

水枯れの状態が進んでいる場合、枝がしなびて葉がチリチリになってしまいます。この場合チリチリになった葉は復活しないので、すべてむしり取ります。またしなびた枝はもちろんですが、枝葉を減らして株の負担を軽減するために、全体の3分の1を目安に枝を剪定しましょう。その後一週間程度は半日蔭で養生しますが、その間は肥料を与えないのがポイントになります。その後は液肥や肥料などで回復をはかるという流れが一般的であるようです。

まとめ

鉢植えのバラは、夏の暑い時期に水枯れを起こしやすいことを覚えておきましょう。水枯れの状態に早く気付き適切な対応をすれば、ちゃんと回復してくれるようですので、早めの処置ができるようにしやいものですね。