北海道や東北の寒冷地におけるバラ作りは関東、関西以西とは違う管理方法が必要になりますが、もちろん育てようとするバラが寒さに強いかどうかを知っていることがとても大事になります。
今回は、寒冷地に強いバラの品種について紹介します。
寒冷地でも大丈夫なバラは?
寒冷地でのバラの生育期間は、4月下旬の植え付けに始まり、10月末には冬囲いに入るので、わずか5か月位の期間になります。春の開花時期が関東に比べると一か月位は遅れ、秋の開花時期は一か月位早くなります。
下記にそれぞれの樹形で寒冷地でも育成可能な品種を紹介していきます。
ブッシュ樹形(フロリバンダ)の品種
アンダルシアン、アンバークィーン、岩手の春、丘の夢、金蓮歩、ゼプシー、パンプキンパッチ、ブリリアントピンクアイスバーグ、ブルー・フォーユー、ベティ・プリオール、ポン・デ・ローザ、ロブ・ロイなどです。
ブッシュ樹形(半つる性)の品種
ア・シュロップシャイア・ラド、アドマイアード・ミランダ、ウインチェスター・キャシードラル、キャスリン・モーリー、クイーン・オブ・スゥエーデン、ザ・ブライオレス、シャルロット・オースチン、スーザン・ウィリアムス=エリス、ディスタント・ドラムス、プリンセス・クレア・ドゥ・ベルジック、プリンセス・シビル・ドゥ・ルクセンブルグ、マリー・ルイーズ・ドゥ・ラ・ラメー、ラ・パリジェンヌ、レーゲンスベルグなどです。
つるバラの品種
アルベリック・バルビエ、ウルメール・ムンスター、エトワール・オレンジェ、キャスリーン、キャンディ・カバー、キング・ローズ、クリムゾン・シャワー、シリウス、ダブリン・ベイ、つるエバーゴールド、つるオクラホマ、つるヘンリーケルシー、テレーズ・ブニュ、ナイトオウル、バタースコッチ、ふれ太鼓、ブルー・ランブラー、ホワイト・ドロシー・パーキンス、マリー・ヘンリエッテ、ラビィーニア、ローズ・セレクトなどです。
また、北海道では、中輪系や小輪系のつる性のバラはよく咲きますが、大輪系のつるバラは花つきがよくありません。北海道でよく咲くつるバラ系の花は、コクテール、ハンバーガー・フェニックス、ダンス・フュー、ドンファン、フォイル・メール、ゴールデンシャワー、フラウ・カールドルシュキー、インスピレーション、ハイヌーン・マダム・バタフライ、サッタース・ゴールドなどです。
【まとめ】
ここに挙げた品種は、耐寒性が強いバラですが、霜よけなどの処置を行った上で栽培可能なものです。寒冷地でのバラの育て方には、暖かい地方との違いもありますので、注意が必要です。