バラは花が咲いたあと、そのままにしておくと色々と問題がおきます。例えばせっかく四季咲きのバラを栽培していても、一回のみで終わってしまう事もあります。
今回は、バラの花後の剪定及びお手入れの方法について紹介します。
バラの花が咲いた後の剪定とお手入れ方法について
四季咲きバラの場合、2番花がうまく咲かないのは花後剪定のタイミングが遅いか、していないかのどちらかが原因である事が多いです。
花が咲いたら、ピークを過ぎた時点ですぐに切るのですが、ピークを過ぎたといってもわかりにくいので、花の中のオシベが見えてきたら、切ってしまうと考えて下さい。他にも外側の花びらの色がくすんでくる、あるいは本来の色よりも色褪せてきたな、と思ったら切時です。
切る位置は、小葉の枚数が5枚のものが頂点にくるように切って下さい。考え方としては、3枚の葉しかないところには、3枚の葉しか出す力がないということです。5枚の葉があるところは、芽が出てくる準備ができています。小葉の上5~10ミリくらいの所を葉に平行になるようにはさみを入れて下さい。切った花は、小さなグラスに刺すか、花瓶にいれて、残り少ない時間でも、香りを楽しむようにしましょう。
剪定が終わったら、追肥をします。これをお礼肥ともいいます。花を咲かせ、体力を消耗した花へのお礼の意味ですね。与える時には、肥料の取り扱い説明に沿って与えて下さい。与えすぎると枯れる原因となります。鉢植えの場合は、株の近くは避けて、鉢の周りに肥料を置き、軽く土に表面だけ混ぜるようにします。地植えの場合は置き肥にします。最後に水をあげて下さい。
一季咲きのバラの場合の剪定は、基本的に古い枝にも花が付くので、花がら摘みだけで大丈夫です。ただし、新芽がどんどん伸びて風通しが悪くなるようなら、四季咲きのように、5枚葉が2~3残るように剪定するといいでしょう。
剪定を行う際には、バラの葉や茎をよく観察して病気になっている葉や、虫がついているものも同時に切ってしまうといいでしょう。
【まとめ】
四季咲きの場合は、花後剪定を行うことよって春の後、おおよそ1.5~2月位で次の花を楽しませてくれます。繰り返し行うことで、秋にも花を楽しむ事ができます。一季咲きの場合は花がら摘みだけで大丈夫ですが、同時に風通しが良くなるように新芽を切る事が必要になる事もあります。どちらもバラを楽しむのには大切な事なので、ぜひ行って下さい。