ニューウェーブというバラの品種をご存知ですか?
薄い紫にピンクがかった色味、レースのようにウェーブがかった花びらがとても美しく、人気の園芸品種です。
今回はニューウェーブの育て方をお教えします。
美しさが人気のバラ、ニューウェーブの育て方
ニューウェーブは2000年に寺西菊雄さんによって作られた園芸品種です。
「独特の咲き方をする」と言われるだけあり、波打つような形をした花びらを持つ高芯咲きのバラです。
高芯咲きとは花の中央が盛り上がるように高くなっている咲き方です。
花もち、花つきもよく、枝垂れるほど大輪の花を咲かせます。
耐病性も強く、比較的丈夫な品種であると言えます。
ニューウェーブの育て方
・水やり
通常のバラと同じく水のやりすぎには注意が必要です。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、土植えの場合は季節にもよりますが、雨水で十分です。
・肥料
肥料は植栽後1年目は与えなくても良いですが、それ以降は土壌改良を兼ねた肥料が必要となります。
4月から5月に肥料をあげすぎると綺麗な花が咲かない為、まずは寒肥を与えましょう。
6月~8月は夏を越える体力をつけるために月に1度バラ用の肥料を与え、春と秋の花が終わる頃に体力回復のためのお礼肥を与えます。
・病害虫対策
同じ殺菌剤を使い続けると効果がなくなるので、数種類の殺菌剤を用意します。
効き目を持続させるために1つの殺菌剤を3回使ったら別の殺菌剤に変える、というようにローテーションを組んで使っていきます。
・剪定
背を高くしたままにしておくと、花が高い所ばかりに咲いてしまうので剪定は短めに剪定しましょう。
夏は3分の2の高さ、冬は半分の高さに剪定しましょう。
大輪のバラが咲くニューウェーブ、地植えでも大丈夫?
ニューウェーブは直立性で空に向かって真っすぐに伸びます。
コンパクトにまとまるので鉢植えも地植えも、どちらもお勧めできます。
ニューウェーブの地植えをする場所
バラは日光を好むので午前中から日光が当たる場所に植えてあげましょう。
適度に風が当たる場所だと枝葉が丈夫に育ち、病気にも強くなります。
土壌は水はけがよく、やや乾きやすい土壌を好みます。
自分で配合するのも良いですが、園芸店に売っているバラ専用の土を使うと便利です。
【まとめ】
見た目も香りも良いニューウェーブ。
枝数は中々増えにくいようですが、伸長力があるので花壇の後方に植えるととても映えるでしょう。