比較的育てやすいバラからデリケートなバラまで、バラには色々な種類や品種があります。

では、カップ咲きのバラにはどのような品種があるのでしょうか。

またバラを育ててみたいという初めての方には、どのようなカップ咲きのバラがオススメなのでしょうか。

バラ カップ咲き 品種

バラのカップ咲きの品種にはどのようなものがあるの?

バラの花びらが内側に向かって穏やかにカーブしており、横から見てコーヒーカップのような形をしている咲き方を、カップ咲きと呼びます。多くのオールド・ローズタイプのバラがカップ咲きといわれます。

カップ咲きは更に2つのタイプに分けられます。立ち上がりが低い花びらで、浅いコーヒーカップ型のものをシャロー・カップ咲き、立ち上がりが高い花びらで、深いコーヒーカップ型のものをディープ・カップ咲きといいます。

最近はオールド・ローズタイプの花の形に人気があるため、オールド・ローズのような花の形をしたモダン・ローズがたくさん作り出されています。

たとえばボレロという品種は、フロリバンダ系統のモダン・ローズで、ピエール・ドゥ・ロンサールという品種は、ラージフラワード・クライマー系統のモダン・ローズです。

カップ咲きのバラの多くは、カップ型の中側はたくさんの花びらでいっぱいになっていますが、花びらの枚数がそれほど多くない品種によっては、カップ型の中側は空洞となっています。このようなタイプの咲き方をオープン・カップ咲きともいいます。

アンジェラという品種は、オープン・カップ咲きの代表です。

カップ咲きのバラの中で、花びらの先端が内側にカーブせずに外側に反るような咲き方をするタイプを、盃状咲きということがあります。

スパニッシュ・ビューティーという品種は、盃状咲きのタイプになります。

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バラのカップ咲きの品種で初心者にオススメのものは?

カップ咲きで初心者にオススメの品種をご紹介します。

ボレロは、中心が淡いピンク色をした白いバラです。トロピカルフルーツのような強い香りがして、鉢植えで楽しめます。

ピエール・ドゥ・ロンサールは、ビギナーからプロまで最も人気の高い品種です。淡いピンク色のバラで、非常に育てやすいです。

アンジェラは、濃いピンクの小さな花が小山のようにたくさん咲くバラです。数多く咲くので周囲にとても良い甘い香りを漂わせてくれます。

【まとめ】

バラの花形は、咲き進むのに従って変化していきます。育てる環境によっても変わりますので、変化を楽しんでくださいね。