バラの切り花を長持ちさせる方法のひとつとして、茎の切り口部分をバーナーなどで焼いて炭化させておくと、バラの花が枯れるまでの期間が長くなると言われています。その理由と焼き方などについて調べてみました。
バラの切り花は枯れやすい?
バラなどの切り花は、切った直後からドンドン枯れていくとされています。その大きな理由は、花の水分が切り口から失われていくからと言われています。
また、花瓶に水を入れて、そこに活けてあってもあまり効果がない場合もあるようです。植物は根っこと茎、そして葉っぱが揃った状態で、水をストローのように吸い上げることが出来るとされています。
その仕組みは、根っこの表皮細胞が水を吸収し、葉っぱで起こる蒸散と呼ばれる作用によって、茎の中にある道管と呼ばれる管に水が吸い上げられていくとされています。
この吸い上げは空気が途中で入ってしまうと上手く出来ないとされており、茎が折れたりすると、そこから空気が入って水が吸い上げられなくなり、花が枯れてしまうと言われています。
バラの切り花は根っこがなく、また途中で切り取ってしまった切り口から空気が入ってしまうため、水分補給が出来ずに枯れやすくなるとされています。
バラの茎を焼くとバラが長持ちする!?
バラの切り花の茎を焼いてあげると、水の吸い上げが良くなり、結果、長持ちするとされています。理由は諸説あるようですが、茎の切り口部分を焼いて炭化させ、水の吸収が良くなることで、根っこの代わりをしてくれると言われています。
また切り口の空気の漏れも炭化させることで防げるとされており、その結果、水の吸い上げが良くなるとされています。
茎の焼き方は、切り口の部分をライターなどで、切った面がまんべんなく炭化するまで焼くと良いとされています。
まとめ
切り花にしたバラは、切り口を炭化するまで焼くことで長持ちできることが分かりました。剪定で切り取った花も、この方法でよみがえる事もあるようなので、捨てる前に一度試してみるのもお勧めです。