緑色の薔薇は、いろいろな色の花と一緒にブーケに使われたり、また、しっくりと一色で花束にされたり、今静かなブームをよんでいます。バラ園では、低木のミニバラを背の高いバラの足元隠しにおいたり、庭の木々の合間に配置したり、また鉢植えにしてベランダやテラスガーデンのお洒落な装飾としても親しまれています。

その品種はあまり多くありませんが、人気はとても高いので、ポピュラーないくつかの緑色のバラの品種をご紹介しましょう。

薔薇の緑色の品種

薔薇 緑 品種

「エクレール」はフランス育ちで、小さな可愛いライトグリーンの丸い花びらが特徴的です。花束にしたときに、いろいろな花と相性が良いので人気です。オリエンタルエクレールは花びらにボリュームがあります。

「グリーン・アイス Green Ice」は花持ちが良いミニチュアのバラです。色は氷のよう爽やかなライトグリーンで、たくさんの花びらがふんわりと重なり小マリのようで、可愛いく房になって咲きます。

株の成長もよくポピュラーで、丈夫な低木のため大きなバラの木の根元にまとめて植えるのに向いています。挿し木の苗は比較的安価です。接ぎ木の苗は成長も早く育てやすいのでおすすめです。

「グリーン・ダイヤモンド Green Diamond」は四季咲きの小輪の花で、ダイヤモンドのように四角く尖った花びらに特徴があり、小ぶりの花のつぼみは完全には開かないため、最後まで愛らしい形を楽しむことができます。香りはほのかで控えめです。

「グリーン・スリーブス Green sleeves」は、フロリバンダ系の中輪の花です。大きくまっすぐ空に向けて枝を伸ばし、四季咲きで非常に花の持ちが良いで人気です。

花びらが、ベージュの淡いピンクから徐々に緑に変わって行くのが美しいですね。

「緑茶ローズ」は、淡い緑の花びらと、クリーム色の花弁に特徴のあるユニークなバラです。自然で素朴な雰囲気を演出するのに最適な花です。花嫁の花束として、ピンクや白の品種以外に好まれて使われています。

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「わかな」は路地でも丈夫に育つガーデン向きの品種です。そして、開花につれ、淡いグリーンの花びらから内側の白い弁が顔を出します。育て方や季節により緑の濃淡が楽しめます。

「スーパーグリーン」は花持ちが良く、香りはあまりありませんが、濃い爽やかなグリーンで、見応えのある緑色薔薇の品種です。

「フォーマルボックス・リンボ」は、花びらが細いフレアーとなっていて、美しい黄緑が特徴的です。

「ジェイド」はミントティーの優しい色と、形の整った花びらが綺麗に巻いたその花ぶりが、清楚で品の良い印象を与えてくれます。

この他にも、白鳥、ライム、レモネード、緑光、ラベル・マユミ、ルビアナ、グリーン・アイトワ、グリーン・アイなどの品種があります。

まとめ

緑色のバラには、「穏やか」、「希望」、「豊かさ」、「恵み」のイメージがあり、フレッシュな薄い緑や黄緑がかったライトグリーンの品種はとても綺麗ですね。花束やテーブルのさりげないブーケに、また、お庭の片隅にも一株は植えてみたい薔薇の1つです。皆さんもぜひ緑色のバラで、穏やかで豊かな日常を楽しんでくださいね。