バラを美しく咲かせるためには、病気や害虫を予防することが大切です。予防のためには薬剤を散布します。薬剤というと人間にも悪い影響があるということで、嫌う人も多いのですがバラにとっては薬剤なしにきれいに咲くことは難しいでしょう。
どうすれば環境にもバラにも優しい薬剤散布ができるか見てみました。
バラの薬剤散布の頻度は?
一口にバラの栽培といっても、趣味で1本のバラを庭の片隅に植えている場合や、鉢植えを庭一杯に置いている場合、あるいは庭全部がバラなど、さまざまです。
園芸サイトや質問サイトなどでは、10鉢〜30鉢くらいの数の質問が多いようでした。薬剤散布の回数と言う質問に、7日に1回から3週間に1回の間隔が挙げられていました。3倍の開きがありますね。
たぶん、バラの株数によるものだと思われます。
バラも花弁をジャムにしたり、と口に入れることを考えて栽培している人もいますが、鑑賞を主にしている人が大部分だと思います。
ですから、自分のバラをよく観察して7日に1回散布していたが、一度2週間くらい間を開けてみよう、などと研究してみるのもいいかと思います。
予防を主にするのも大切ですがあまり神経質になりすぎて、薬剤過多になっても心配です。
薬剤の量はどれくらい?
これは実際に撒いてみないことには分からないと思います。バラの病害虫の予防には葉の裏側までしっかりと散布する、というのが鉄則です。
バラの一番の病気である黒星病は、雨が降った時の跳ね返りから病気が広がっていくのです。株の下の方の葉と葉の裏側を重点にして散布します。
自分のバラの薬剤量を知っておく
庭一杯にバラがある場合、一度の散布量は実際に撒いてみれば大体わかります。毎日の手入れもありますし、ご自分のバラだとなおさらよくわかります。
一株だけのバラとか、鉢植えでも10鉢くらいというなら、市販のスプレーを使うのも手軽でいいでしょう。
まとめ
こまめな散布といいますがやり過ぎてもダメ、同じ薬剤ばかりを使っても薬害が出ます。幾種類かある薬剤を試しながら、ローテーションで使うのがベターということです。
花が咲いている時だけが、花ではないのですね。一年を通じてバラの世話をすることで、きれいに咲いた時の嬉しさもひとしおでしょう。