上賀茂神社の摂社である大田神社は長寿の神様としても信仰が厚く、毎年観光客で訪れる人が多い神社です。その理由の一つに、天然記念物にも認定されているカキツバタが自生しております。また参道東側の一帯は、古来より「大田ノ沢」とも呼ばれ、艶やかな紫色を咲かせるカキツバタは、平安時代の歌人として有名な、藤原俊成が詠んだ句とも知られております。開花は5月上旬頃から見られ、見頃は中旬と言われております。
では、平安時代から京都の名所の一つとして名高い大田神社の営業時間は、どのようになっているのでしょうか?
カキツバタが見れる大田神社の営業時間は?
毎年多くの観光客が訪れている大田神社ですが、多いとは言っても先に進めないほどではありません。落ち着きがあり、しっとりと楽しむ場所としても人気があります。
そんな大田神社ですが、営業時間、つまり拝観時間は午前9時30分から午後4時30分となっており、定休日もありません。また基本料金も無料で見て回ることができます。ですが、開花時のみ志納金として300円と言われています。見学に要する所要時間はだいたい30分と言われております。お車で来られる方も多いかと思いますが、大田神社には駐車場は完備されておりません。お車でお越しの場合は上賀茂神社の駐車場を利用されるのをお勧めします。170台完備されており、利用にあたっては30分100円です。ですが、開花時期や見頃には大変混雑したり、場合によっては駐車できない日もあるので、参拝するまえにお問い合わせされるのが良いと思われます。確実に使用できない日は5月1日、5日、15日、16日となっております。
大田神社へのアクセスは、公共交通機関をご利用される場合にはJRの京都駅より市バス4系統に乗車し、上賀茂神社停留所で下車します。その後、東へ徒歩約10分程度です。
地下鉄北大路駅・北山駅からは徒歩25分~30分で到着いたします。
お車の場合は、名神高速京都南ICより13km、55分となっております。
【まとめ】
大田神社は祭神として、天鈿女命(あめのうずめみこと)と猿田彦命(さるたひこのみこ)を祀っていると言われております。かつて沼沢池を開墾して崇敬を受けたとも言われている古社の神社です。
かの有名歌人、藤原俊成が詠んだとされる、濃紫色や鮮紫色の野生のカキツバタを見に行かれてみては、いかがでしょうか。