カキツバタが県花になっている愛知県刈谷市の最北部にある、小堤西池は2万330平方メートルあり、京都の大田の沢、鳥取の岩美町の唐川と並ぶ、日本三大カキツバタの自生地として知られています。そこでのカキツバタの見頃がいつなのか、開花時期を見ていきましょう

小堤西池 カキツバタ 開花

【小堤西池でのカキツバタが開花するのはいつ?】

小堤西池のカキツバタ群落は、昭和13年8月に国指定天然記念物になっており、カキツバタの適正な保存、保護、繁殖などの管理及び、調査を行っています。

 

ここでのカキツバタの開花時期は5月中旬で、緑と青紫のコントラストが見事です。こちらの池では、肥料や農薬を一切使用しないため、園芸用のものとは違い、株ごとに色や、大きさにバラつきがあり、背丈も低く、咲く時期も多少のズレが生じます。

 

また、夏場にはヨシ(アシとも言う・イネ科)、アンペライ(カヤツリグサ科)などが伸びてきます。背が低いカキツバタは、当然覆われてしまうため、地元のボランティアの方々によって除草作業をしていきます。

 

近年では、トヨタ系企業社及び、愛知県の高等学校生徒たちが、毎年8月下旬に除草作業が行われています。

 

5月の開花には、昭和51年に発足した「小堤西池のカキツバタを守る会」のボランティアの方々が、見学者への誘導やガイド活動をされています。また、水源地である東側丘陵地の竹などの伐採作業をしています。

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また、刈谷市公共施設連絡バスの東西境線用車両に「小堤西池カキツバタ群落」が、デザインされました。ちなみにここ小堤西池では自家用車の規制がありますので、車で来られる方は事前に駐車場の確認をしておきましょう。

 

 

平成28年に地元の小学生がデザインした小堤西池のカキツバタ群落のPRイメージキャラクター、「カキッピー」が誕生します。9歳の女の子で好きな食べものが切干大根で、好きな花がカキツバタ。好きな色は紫です。休日の過ごし方が「小堤西池の様子見と除草作業のお手伝い」だとか。とても可愛らしい設定ですね。

【まとめ】

小堤西池のカキツバタの開花時期や見頃、特性などを見ていきました。

地元の人たちを中心に、小堤西池のカキツバタ群落を守って行こうとする、熱い思いが伝わってきますね。いつまでもこの群落が続いて行くことを願ってやみません。