水辺の花として有名なカキツバタですが、古くから万葉集でも読まれることが多く、人気がある花です。その品種は50とも言われており、漢字では杜若と書かれることが多いです。「アヤメかカキツバタ」と言われるくらい優劣がつきにくい花として知られており、主にアヤメは水はけが良いところで育ちますが、カキツバタは池や沼のあるところを好んで生育します。

では、カキツバタの種類には、どういった名前があるのでしょうか?

カキツバタ 種類 名前

カキツバタの種類別の名前とは?

カキツバタは日本を始め、中国や朝鮮半島などを原産地としています。現在カキツバタは園芸種が50あると言われていますが、その中でも代表的なのが「舞孔雀」と呼ばれるものがあります。それは濃青と白のグラデーションが美しく、中でも白の覆輪が大胆な模様をしています。「裕美」と呼ばれる品種は、一般的に開花が5月頃から言われているカキツバタの中でも、春から秋頃までと長くその姿を楽しむことができます。大きな青紫の花が特徴で、緑の葉に白い模様があるのも美しいコントラストを生み出しています。

「朝の袖」と呼ばれるものは、葉や茎も太く、花びらも大層分厚いのが特徴的です。大輪の花を咲かせるとしてもしられる「朝の袖」は、赤紫色に近い花びらを咲かせます。

「羅生門」は巨大輪とも言われるほど、大きな花を咲かせ、花びらだけではなく、全体的にも大型と言われるほどの品種です。

「折り鶴」は名前の通り、折り紙の鶴に似ていることから、その名前が付けられました。色合いは「舞孔雀」にも似ていると言われております。

この他にも美しいカキツバタの品種があり、育成も手軽で、鉢植えとして屋外でも越冬できると言われております。

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カキツバタの花の色とは?

カキツバタの花の色は、基本は濃紫が一般的です。ですが白や複色もあり、よりその上品さを引き立たせてくれます。複色とは言葉のとおり、赤とは言えないような一つの花弁に、複数の色が混じっているときに使われる色です。最近の品種には複色カラーと言われるものが多く、隣に置く花によっては全く見え方が違ってくるので、合わせたりするのも楽しく感じることができます。

【まとめ】

カキツバタは在来品種から新品種と呼ばれるものでも、その数はかなり多いです。花径も小輪から巨大輪まであり、茎の長さも様々です。初心者でも育てやすいと言われるカキツバタを、お庭などに飾って楽しんでみてはいかがでしょうか。