つる性のバラは構造物などに誘引して、綺麗に咲かせることが多いと思います。特にアーチ状の構造物にバラを咲かせているのをバラ園などでも見かけることがあると思います。
このように育てることを、自宅で育てる場合にも可能であるのか。このようにする方法を見ていきたいと思う。
バラの「ポルカ」の育て方
つるの誘引の仕方について、つるは自ら絡みつくことがないので、アーチやフェンスなどに誘引して観賞するのが美しいと言われることがある。
時期は可能であれば12月、遅くても翌年の1月には済ませておきましょう。遅すぎると芽が膨らんでしまい、誘引している途中で芽がとれてしまうことがあるようです。
ここで誘引する1週間前くらいまでに残っている葉っぱをすべて取り除くようにしましょう。このようにすると、光合成ができなくなり、バラは休眠するしかなくなります。
休眠せずに、剪定を行うと切り口から樹液が出てくることがあり、切り口も黒ずんでいきます。このような理由から、休眠はさせた方が作業がしやすくなります。
誘引する際に、どの枝にするかを決め、基本的には一番太い枝から誘引し始めます。誘引用ワイヤーなどでアーチやフェンスに一通り決めたら、太い枝から始めあとは誘引しやすい場所にある枝に行います。
このとき枝はできるだけ水平に倒すまたは斜めにして枝と枝の間隔を広げます。バラには頂芽優勢という、枝の頂上に養分が集中し花が咲く性質があります。
枝を水平にすることで、枝の多くの部分を頂付近にすると多くの花を咲かせることができます。誘引した枝が裂けたり折れたりすることもありますが、その場合は慌てずにビニールテープでグルグル巻きにして固定しましょう。
復活する可能性がごくわずかですがありますので。
誘引後、次の開花の季節を待ちます。誘引通りに伸びていき花を咲かせることができれば美しい自分のバラ園の完成です。
花を咲かせるまで、病原体や害虫、または異常気象などの環境変化に対応しながら、育てることに注意しましょう。
まとめ
誘引する作業はスペースのある方なら問題ありませんが、スペースの取れない方にはおすすめしません。まずは誘引できるスペースが取れるかを検討してみましょう。
昨今の育てる事情に、近隣住民に迷惑をかけるケースもありますので、くれぐれも行う場合は他人に迷惑をかけないように行いましょう。