品種改良が急速に進歩している現在では、いろいろな目的を持って研究されて、様々な植物が生み出されています。こうしたなかでバラの品種改良の産物で、耐病性・耐暑性・耐寒性を備えた非常に強い「ノックアウト」と名付けられたものが存在しています。
その名の通り、病気などをノックアウトするという意味がこめられていると一説にはあります。ノックアウトにはどのような種類があるのでしょうか。その種類について、今回は見ていこうと思います。
バラ「ノックアウト」の種類
バラの「ノックアウト」とは品種改良によって誕生した、耐病性・耐暑性・耐寒性が強く、生命力の強いバラです。この香りは微香です。
春から秋の遅くまで花が咲き続ける(咲く花の数は季節によって変動する)特徴があり、また病気になりにくく、害虫対策も通常のバラほど必要ではないので、薬剤や農薬を散布しなくてもいいと言われています。
もちろん念のために散布することは問題ありませんが、元々が強いバラのため通常の散布よりも少なめで大丈夫です。通常の量で散布するとノックアウトにとっては多すぎです。
ノックアウトの種類は複数存在しています。ノックアウト・シリーズと言われているものでは、
赤い花の「ノックアウト」、ピンク色の花の「ピンク・ノックアウト」、
淡いピンク色の花の「ブラッシング・ノックアウト」、白い花の「ホワイト・ノックアウト」、
淡い黄色の「サニー・ノックアウト」、ピンク色が中心で黄色の「レインボー・ノックアウト」、
ピンク色半八重咲きの「ピンク・ダブル・ノックアウト」、赤花半八重咲きの「ダブル・ノックアウト」などが存在しています。
まとめ
ノックアウト・シリーズは花が季節を通しても咲き続けるということと、無農薬栽培が可能と言われるくらい耐病性が優れていますので、初心者には扱いやすく育てやすい品種ですのでオススメです。手間がそんなにかからないのがメリットと言えますので、極端に言えば、ほったらかしてあっても花が開花します。
初めてバラを育ててみようと思う方は、ノックアウトを選ぶことで、楽しみながら綺麗なバラを育てることができます。是非一度、育ててみてはいかかでしょうか。