多年草のユリは夏の6月から8月が咲きどきです。そのユリの種類でカサブランカというものがあります。これはヤマユリとタモトユリとのハイブリットです。1970年代にオランダで作りだされ、世界的に有名となった花の種類です。主に贈り物の花束として喜ばれる花であります。
結婚式で馴染みがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。カサブランカはその美しさから、ユリの女王と呼ばれています。今回はカサブランカの栽培で気をつけるべき病気について見ていきます。
ユリの一種カサブランカがなる病気は?
幾つかあるようですが、主な病気は2種類です。もともとユリなのでさしてユリとの違いはありません。カサブランカがなる病気は、「モザイク病」と「ステッキ病」です。
アブラムシを媒介したものが「モザイク病」です。これはウイルス病の一種で、この病気になると葉っぱを中心にポツポツと黄色の斑点が出来始め、カサブランカを蝕んでいきます。
この病気になると回復の仕様がないため、焼却するしか方法がなくなります。
「ステッキ病」もカサブランカがなりやすい病気の1つです。これは葉っぱが落ちて茎だけになってしまう病気です。これもウイルス性なため、かかってしまうと焼却するしかなくなってしまいます。
治す手立てはないので、これらの病気はいかに予防していくかにかかってきます。
基本的にはカサブランカはあまり病気や害虫には強くないので、通常のユリと同様に水はけと湿度の少ないところでお世話してあげるよう気をつけてあげましょう。
せっかく綺麗な花ですから、枯らせずに綺麗なまま育てていきたいですよね。
まとめ
今回はカサブランカの病気についてでしたがいかがだったでしょうか。基本的にはユリと同じで、ウイルス性の病気と、腐敗による病気にかかってしまうようです。
ウイルス性の病気にかかってしまうともう何もできないので、予防する他ないようです。予防ですが、湿度と水はけに気をつけていれば基本的に困るようなこともないようです。
もしカサブランカを育てる機会があれば、そのあたりに気をつけておけば間違いないでしょう。カサブランカ自体はあまり病気に強いわけではないため、綺麗な花を長い間育てるためにも、病気についての知識は豆知識程度にでもつけておきましょう。