「病気」という言葉を聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?動物は、時に病気になります。
軽いものから重いものまでいろいろありますが、今まで一度も病気になった事がないという方の方が少ないのではないでしょうか。
しかし、病気になるのは動物だけではありません。植物も病気になるのです。植物の病気といえば大きく分けると3種類あると言われています。
まず「カビ」そして「細菌」それから「ウイルス」です。これら全て人間でもかかる病気ですよね。
今回は、パンジーのかかるウイルスについて紹介します。また、病気にかからないための対策法はあるのでしょうか。
パンジーの病気であるウイルスについて
パンジーの葉が一部分だけ黄色くなっている場合、それは病気である可能性がとても高いです。ウイルスが原因で、この病気はモザイク病といわれています。
しかも、モザイク病は伝染性の病気でもあります。アブラムシ、コナジラミ、アザミウマにより媒介されるか、ハサミから感染する事もあります。
ハサミからというのは、モザイク病にかかってしまった植物を剪定した後に、そのハサミを消毒せずそのまま他の植物に使用する事で感染してしまうのです。
それも厄介な事に、1年を通じて発生する可能性のある病気でもあります。特にアブラムシの発生する時期にはこの病気が多くなるのです。
アブラムシは、とても小型の昆虫で、アリマキとも呼ばれています。アブラムシもとてもメジャーな昆虫なので、知っている方が多いですね、見た目からして、弱い昆虫です。
ですが、モザイク病にかかってしまったパンジーは、発症してしまうと治療をする事ができないと言われています。
治してあげる事ができないという事は、抜き取ってしまうしか方法はないのです。
対策法としては、アブラムシの防除です。それから周辺に生えている雑草もきちんと除草をしてあげてください。
ちなみに、チューリップもモザイク病にかかるのですが、17世紀にオランダでチューリップ狂時代という大ブームが起こり、様々な絵画が誕生しています。
それらの絵画に登場しているチューリップはモザイク病にかかっている花が多かったようです。しかしその花が大人気だったので、球根が高値で取引されていたようです。
病気にかかっている花が高値で取引されていたなんて、なんだか不思議な感じがしますよね。
まとめ
パンジーがかかる「モザイク病」チューリップ、ユリが一番多くかかる病気だそうで、パンジーの場合はそれほど多くはないと言われています。
しかし、絶対にかからないという訳ではもちろんありませんので、対策はきちんと行ってあげる事が大切ですね。