バラの茎の一部が黒く変色してしまうことがあり、そのまま放置しておくと、ヤニを分泌して、多数の黒い斑点が茎の全体に現れて、枯れてしまうことがあるようです。

これは「つる枯病」と呼ばれる植物の病気の一種とされ、しっかり対策をしないと、他の株などにも広がっていく恐ろしい病気と言われています。この「つる枯病」の原因、対策について調べてみました。

バラの茎に黒い斑点が現れたら要注意!?

バラ 茎 黒い斑点

バラの茎に、黒く変色しているような場所があったら要注意だとされています。これは「つる枯病」と呼ばれる病気にかかったかもしれない為であり、病気が進行していくと、バラが株から枯れてしまう恐れがあるからとされています。

つる枯病にかかってしまうと、茎に黒い斑点のような模様が次々と広がり、斑点部分は徐々に柔らかくなり、そこからヤニのようなものが出てくると言われています。

黒い斑点は茎から葉に広がっていき、バラが株から枯れてしまうようです。また、つる枯病の恐ろしさは、この枯れてしまったバラから、他のバラへと感染してしまうところだと言われています。

その感染力は強く、放置しておくと、あっという間に周りのバラが全滅してしまう事もあると言われています。

つる枯病の原因と対策とは?

つる枯病は、植物のツルに発生する糸状菌(カビ)が原因だとされています。6月から10月の梅雨時期、秋雨時期などの多湿になりやすい期間に発生しやすいと言われています。

スポンサードリンク

また、他のカビと同じく、多湿で日陰になっている所に菌が付着しやすいとされています。このつる枯病の原因となるカビ菌は枯れた植物や土壌などに翌年以降も胞子を出すと言われており、1度つる枯病が発生した場合には、翌年以降も注意が必要だと言えるでしょう。

バラをつる枯病から守る為には、風通しを良くする為、余分な枝などをしっかり剪定したり、株同士が密集して土壌が乾きにくい状態を避けるなどの対策が必要だとされています。

また、つる枯病にかかってしまったバラは株ごと処分して、他の健康なバラには近づけないようにすると良いとされています。

まとめ

つる枯病の怖さは感染力だと言われています。もしつる枯病が疑われるようであれば、早急対策を行い、被害が広がらないように注意しましょう。