バラは春と秋に咲いて、私たちを楽しませてくれますね。いろいろなバラがある中で、秋だからこそ楽しめるバラが黒バラです。黒バラは深い真紅の色のバラで、春には鮮やかな赤い色ですが、秋にはその色が深まり、美しい暗い赤となりの、黒バラと呼ばれて人々に愛されてきました。黒バラの種類や、花言葉についてご紹介しましょう。
薔薇の中でも珍しい黒の品種の魅力
黒バラは普通の赤いバラと異なり、花びらの表面に縦長の細胞がびっしり垂直方向に並んでいて、密度が高く並んでいるため、日光が当たると細胞の間に影ができ、黒味を帯びて見えてきます。
春バラではまだ垂直方向の細胞の高さや密度があまり高くないので、秋にこそ楽しめる深い真紅の色なのです。
黒バラはこの美しい赤が人気で品種も多いです。香りが良いので、庭先で育ててお部屋に飾るのもいいですね。
秋に黒バラとして楽しめるバラの品種には、ルイ14世、シャルル・マルラン、パパ・メイアン、ミスター・リンカーン、オクラホマ、黒真珠、ブラック・バカラ、真夜などがあります。
黒薔薇は人々に好まれて長年開発されてきましたが、その中でもパパ・メイアン(PAPA MEILLAND)は、黒薔薇の中でも殿堂入りの名花です。原産国はフランスで、何代にもわたりバラの改良を続けてきたメイアン家により作られました。
大きな一輪咲きで、ダマスクの香りで、葉は濃い緑です。ビロードのような深い光沢のある黒真紅の花びらはとても気品があり、そのバラの美しさを凝縮した豪華さが人々に絶賛されてきました。
黒バラはとても美しく香りも豊かで、重厚な感じの花なので、花束にして送る場合に、何か意味があるのではと調べてみました。
バラの花言葉には、憎しみ(Hatred)(I absolutely detest you until the end of my life.)や恨み(Grudge)、独占欲(You belong to me.)といった、ちょっと怖い意味合いが含まれていますが、深くて強い愛の象徴で、永遠の愛(Eternal love)や、決して滅びることのない愛(Love without falling.)など、情熱的な恋心を秘めた花言葉があるようです。
まとめ
実は漆黒に輝く天然の本当の黒バラは、トルコの一部の地域でしか自生しておらず、手に入れることは困難だそうです。一般には、黒に近い真紅色のバラを、黒バラと読んでいるのですね。もし黒バラを恋人に送るとしたら、この花の花言葉も思い出して、永遠の愛が永遠の幸せになるように、素敵な恋をして下さいね。