初夏から秋にかけて次々と花を咲かせるムクゲ。蒸し暑い夏にも涼しげに咲くムクゲは夏の主役とも言えるかもしれませんね!初心者にも扱い易く、様々な形、色があって見る人を魅了してくれます。今回は中でも八重咲きの柔らかい印象を与えてくれる紫色のムクゲ「紫玉」についてご紹介します。
ムクゲの紫玉の育て方について
基本的にムクゲの植え付けや移植は11月〜梅雨入りまでの時期に行います。長い間雪が積もるような寒い地域では、生垣や花壇などではなく鉢植えで育てるのが良いでしょう。また、日当たりと水はけが良い土に植えてあげることも大切です。日当たりと水はけを気にして植えてあげれば特に土質は気にしなくても大丈夫です。鉢植えで育てる場合には、乾燥しやすいので乾燥してしまわないようにしっかりと管理をしてあげる事が大切です。特に夏場は暑くて乾燥しやすいので注意してください。また、ムクゲは繁殖力が強い部類の花木になりますので、植え付ける前によく考えてから植え付けるのをお勧めします。
水やりは、ムクゲは自ら水分のある方へと根を伸ばしていくので庭に植える場合には特に必要がない場合がほとんどです。鉢植えの場合には、土が乾いて来たら水をたっぷりと与えてあげます。
肥料として与えるものとしては、冬には油粕や骨粉、腐葉土などの土壌改良材を開花時期には化成肥料与えてあげると良いです。時期としては12月〜2月の冬の時期と6月上旬の開花前の時期と9月上旬に与えます。
剪定をするのは基本的に落葉している時期に行いましょう。花芽はその年の春に伸びた新梢につくので、剪定の失敗で花が咲かなくなってしまうということは少ないようです。ムクゲは萌芽力がつよくよく茂るので、冬の間に枝分かれした部分から5ミリほど残し切ってやると風通しと日当たりが良くなってよく育つようになります。毎年切り戻すのが良いです。
植物を育てる上で欠かせないのは害虫の駆除です。4月ごろに特にアブラムシがつく事が多くなります。夏から秋にかけては葉巻虫などがつきやすいです。害虫駆除の消毒を定期的に散布下あげるのが良いでしょう。枝にカミキリムシの幼虫が入る事があり、木の幹の中まで入り込むため、気づかないうちに内部を食い荒らしてしまうこともあるようです。枯死することは滅多にないそうですが、稀にあるということなので注意が必要です。特に大きな被害が出ていなく、気にならないようであればそのままでも大丈夫だそうですができるだけ早めに薬剤を散布して駆除しておくのが好ましいです。
【まとめ】
ムクゲは暑い環境や寒い環境に比較的強い植物になりますので、害虫による大きな被害が出なければ育てやすいかと思われます。放っておいても育ち、花を咲かせるようですが、良い環境に置き、きちんと手入れをしてあげた方がムクゲの美しさが際立つのは間違いないです。是非エネルギッシュで美しいあなたのムクゲを育てていきましょう!