鑑賞期間も比較的長く、力強い花を咲かせて人々を楽しませてくれるムクゲはほぼ全国的に育てられている植物です。これからムクゲを育ててみようとお考えの方や、すでに育てているもののムクゲをもっと増やしたいとお考えの方がこの記事を見てくださっているのかと思います。今回は、ムクゲの挿し木での増やし方についてご説明したいと思います。

挿し木 方法 時期 水やり

ムクゲの挿し木の方法について

挿し木の方法についてですが、まず初めに枝を10センチ〜15センチほど(中には20センチ〜50センチで行うという方もいらっしゃるようです。)切り取っておきます。その時に、切り口は斜めに、切り取った枝の先端に葉を2〜3枚残して他の葉は切り落としておきます。次に、切り口に植物成長調整剤を軽くまぶしておきます。ちなみに、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、植物成長調整剤とは挿し木・挿し苗・種子・球根等の初根を促進させる効果のある植物ホルモン剤です。これを塗ってあげる事で活着が良くなり、生育が非常に良くなるという効果が期待できるそうです。粉のままの時も、ペースト状にしてぬる場合にもたくさんつけ過ぎないように注意してつけてあげてください。最後に、赤玉土(小粒)や、挿し木用の土を鉢に葉が触れる程度の間隔で挿していきます。大体1ヶ月ほどで発根してきますので、苗が十分に育ってから地面や鉢へ植え替えて行きます。

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ムクゲの挿し木を行うのに良い時期について

挿し木を行う時期は、葉が出る前の3月〜4月に前年に伸びた枝を使用して行なっても良いですし、その年に伸びてきた枝を使って伸びた新梢が硬くなりかける5月〜6月や完全に硬くなった9月〜10月に行うことも可能です。真冬を除けばいつでもできると言っても良いくらいでしょう。

ムクゲの挿し木への水やりの仕方について

たっぷりと水を与えてあげてください。特に夏場に行う場合には乾きやすいので注意が必要です。土が乾いてしまわないように、管理しながら水やりを行なってください。置いておく場所は、できるだけ風の当たらない日陰が良いです。

【まとめ】

ムクゲは強い植物なのであまり神経質にならずに放っておくという感じでも元気に育ってくれるということが多いようです。挿し木から育ててお花を咲かせるようにするためにはムクゲを置いておく環境というのが特に重要なポイントになります。良い環境に置いておけばよく成長していき、きっと綺麗なお花を咲かせてくれるでしょう。