アメリカンブルーは挿し木で手軽に増やせます。しかも株分けで増やすのとは異なって、挿し木なら一度にたくさんの苗を準備できます。
慣れると簡単な挿し木ですが、アメリカンブルーの場合、いったいいつ頃が最適な季節だといえるのでしょうか?株分けと適期は同じなのでしょうか、それとも異なるのでしょうか?
アメリカンブルーの挿し木などの時期
アメリカンブルーを挿し木にするのに適当な時期は、5月から9月。季節でいえば春から夏に相当します。
挿し木をするには、アメリカンブルーの枝の先端を10センチくらいに切り取って、上の数枚を残し、すべての葉っぱを取り去るところから始めます。
挿し木そのものは、準備のできた枝を水に1時間ぐらいつけて十分に吸水させた後、切り口に植物成長調整剤を塗って、湿らせた土に挿せば良いだけです。土は、挿し木専用の培養土か小粒の赤玉土、あるいはバーミキュライトなどを使います。肥料は必要ありません。
挿し木が終わったら、土が乾燥しないように気を付けながら半日陰で管理します。2週間から1か月くらいで根が伸びはじめます。
根が十分に伸びて株がしっかりしてきたら、植木鉢や地面に定植します。
種はほとんど市販されていないため、アメリカンブルーを増やしたい場合には、挿し木をするか、株分けをするか、市販の苗を購入する以外の選択肢はありません。
ちなみに株分けで増やそうとする場合は、挿し木より少し前の3月から4月が適期です。
また苗を購入して植える場合には、5月上旬から6月上旬が適当な時期です。
株分けは、鉢から抜き出したアメリカンブルーを手で2つか3つに分割して、根の傷んだ部分を取り除き、それぞれ別々の鉢に植え直したら終わりです。植え付けてから1か月間の間は、肥料を与える必要はありません。株分けは、古い株をひと回り大きな植木鉢に植え替える作業と同時に行うと効率的です。
【まとめ】
アメリカンブルーを挿し木で増やすのに適当な時期は5月から9月までです。
また、株分けで増やすのに最適な時期は3月から4月、苗を購入して植え付けるのに適当なのは、3月から6月です。
ひとつひとつの作業手順は簡単ですが、細心の注意を払って行うようにして下さい。