比較的初心者にも扱いやすく、病気にも強いと言われているムクゲですが、植物を育てる時にやはり害虫による被害はどうなのか気になる方も多いかと思います。そこで、今回はムクゲによく付く虫についてと、その駆除の仕方についてご説明したいと思います。

ムクゲ 蕾 花 虫 駆除

ムクゲの蕾・花・葉に付く害虫とその被害は?

ムクゲには害虫がつきやすいと言われています。害虫がついてしまうことによってムクゲが枯れてしまうということはあまり多くはないようです。しかし、虫がつくと見た目が悪くなることはもちろん、ムクゲに元気に育ってもらうためには環境が良い方が良いですし、成長の妨げになるものはできるだけついていない方が良いものです。

つきやすく、花や葉っぱを食べてしまう虫としてよく挙げられているのは、アブラムシ・ハマキムシ・ワタノメイガ・オオアカキリバなどです。春〜夏にかけての新芽が出る頃に枝や新芽につきやすいのがアブラムシです。夏〜秋のこれからムクゲが花を咲かせるという大事な頃に付きやすいのはハマキムシです。ハマキムシは葉を巻いてから食べることや、葉を綴り合わせて丸めてその場を生活の場とするという習性を持っています。また、ワタノメイガもムクゲの葉を食べてしまいます。また、カミキリムシの幼虫が付くこともあり、こちらは木の幹の内部に入り込み中を食い荒らしてしまう事があるようです。放っておいても大きな被害になってしまうというようなケースは少ないようですが、無いとは言えないので「どんどん増えてしまって手に負えない!」なんて事になってしまわないように見つけ次第すぐに薬剤で駆除するのが好ましいです。

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ムクゲにつく害虫の予防方法と駆除方法について

虫が出来るだけつかないようにする予防方法としては、アブラムシに対しては木酢液や唐辛子スプレーなどを定期的に散布しておくことである程度防ぐことができるようです。ハマキムシなどに対しては不要な電灯を植物の近くに置かない事です。蛾は明るいところに集まってくる性質を持っています。出来るだけ成虫の蛾を寄せ付けない工夫をすることが植物の近くで産卵させない事につながります。他にムクゲの鑑賞面を考えるとあまり良い方法ではありませんが防虫ネットを使用してしまう事です。薬剤で予防する場合には、散布するタイプの薬剤が効く虫と中に入ってしまって効かない虫の両方がおりますので浸透移行性の植物に薬剤を浸透させて虫が植物を食べた時に効くタイプの薬剤を合わせて使用するのも良いでしょう。

続いて、駆除の方法です。ハマキムシの被害にあっているのを見つけたら葉っぱごと取り除いてしまいましょう。ハマキムシの幼虫は葉の中で冬を過ごすので冬の間に駆除してしまえば、春の発生に備えることができます。

【まとめ】

害虫がついてしまったら大量に増えてしまう前にきちんと駆除しておくことが大切です。また、ついてしまうのを防ぐための事前の対策を施しておくのも効果が見込めます。是非対策を行い、綺麗なムクゲの花を鑑賞しましょうね。