ガザニアは直射日光があたる場所で育てると、花が大きく成長します。そして風通しを良くしておくと蒸れを防ぐことができるので、蒸れによるカビや株の弱りを防ぐことができます。ガザニアを育てることは特別に難しくありませんが、病気の予防には注意が必要です。

ガザニアは病気にかかると葉の色など見た目の様子に変化が起こり、そしてそのまま放置してしまうと株全体が枯れます。今回はガザニアの葉の病気にスポットをあてて、その原因や対処方法を一覧でご紹介します。

ガザニア 葉 病気

【ガザニアの葉の病気一覧】

ガザニアの葉は、かかりやすい病気がいくつもあります。ガザニアを育てるときは、これらの病気の原因を知っておかないと、防ぐことができません。

 

<ガザニアの病気>

  1. うどんこ病: ガザニアの葉に白い粉のようなカビがつき、葉の上で繁殖していく病気です。放っておくと繁殖した白カビで葉が覆われて、光合成ができなくなって枯れます。春と秋に発生しやすく、他の植物にも移りやすい病気です。
  2. 炭疽病: 葉や茎に灰褐色や黒褐色の少しくぼんだ斑点があらわれて、だんだん拡大します。斑点の部分は腐り枯れます。春から秋の湿度が高い時に発生しやすく、昨年の菌が残っていて感染することもあります。
  3. 菌核病: カビが原因で起こる病気で、最初は葉がまるで水に染みたようになりだんだん黒っぽく変化していきます。茎に感染するとそこから上の部分が全部枯れてしまいます。梅雨や秋の多湿で涼しいときに発生しやすい病気です。
  4. 葉腐病: 黒っぽい斑点が株元近くの葉に出てきて、クモの巣状の菌糸が出てきます。これも湿度が高い涼しい時に菌が繁殖しやすい病気です。
  5. 害虫病:グンバイムシなどがつくと葉に白い斑点がつき、葉の全体が変色して葉が枯れます。葉の栄養を吸い取る寄生虫による病気です。

    【まとめ】

    どれも気温が10~20℃程度の涼しい春や秋の、湿度が高い時に発生し広がっていきます。湿度が高いと菌は繁殖しやすく、カビの発生にも好環境です。梅雨時や秋の長雨の後は特に発生しやすいので、風通しのいい所に置いて乾燥させましょう。葉の密生も湿度を上げる原因になるので、混雑してきたら葉も摘み取るようにします。それでも病気にかかったら病気の葉はすぐに摘み取り、殺虫剤の散布など病気に合わせた対処法を取ります。ガザニアの葉の病気を一覧でご紹介しました。