ハイブリッド・ティーローズのジュリアは、栽培が難しく枯らせてしまったという声をよく聞きます。病気に弱いことが栽培を難しくしているのかもしれません。他のバラにも言えることですが、無事に開花させるには病気への対策は必須でしょう。こちらでは病気の対策を中心に育て方をご紹介いたします。
薔薇 ジュリア 育て方

薔薇の品種のジュリアの育て方は?

薔薇がよくかかる病気として黒星病がありますが、ジュリアはこの病気にも弱いため日頃の対策は必要です。
雨は特に要注意で、可能なら雨除けを、水やりも直接葉っぱに水がかからないように、水はねも最小限にします。枯れた葉を取り除くことも忘れずに。黒星病の原因になってしまいます。

うどんこ病の対策も忘れてはいけません。うどんこ病にかかってしまうと粉でもふったように花も葉も真っ白になり、悲惨な状態になってしまうので、早期の発見と治療が大切です。うどんこ病にも黒星病にも効く薬剤もあります。予防も兼ねて散布することをおすすめします。

ジュリアは沢山の蕾をつけてしまうと、綺麗に花を咲かせることが難しい薔薇です。ひとつの枝にひとつの花を咲かせることを意識して、しっかりしている主枝の蕾だけにしぼって咲かせたほうが、きれいに咲かせることができます。まず、主枝以外の蕾や細い枝など、切り取ることが大切です。
繊細なジュリアは蒸れにも弱いので、雨の後は黒星病とともに過失になっていないかも気にする必要があります。葉が密集していると蒸れやすいので、適度に葉や細い枝も取り除き、風通しを良くしてあげます。ただし、風通しを良くする必要があるからといって、強い風に当てるのは厳禁です。

日当たりは一日中ではなく、半日日陰くらいにとどめ、水やりは土壌が乾いたらたっぷりと、定期的に液体肥料や土壌改良の肥料も与えます。

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バラの品種のジュリアの剪定方法は?

ハイブリッド・ティーローズのジュリアの剪定は、沢山の花を咲かせるよりも、ひとつの枝にひとつの花を綺麗に咲かせる目的で剪定を行なったほうが良いので、咲かせたい枝以外は切り取り、大体、元の高さの半分くらいを目安に剪定します。

【まとめ】

病気の予防と対策として、農薬使用も栽培成功には必要になります。もしも、農薬不使用の育て方を希望される場合、栽培は非常に難しいものとなります。
気品のあるジュリアの魅力に取り付かれ、何年も栽培に挑戦し続ける薔薇愛好家もいるほどの、人気の高い品種です。いちど栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。