栽培しているバラの葉の裏に卵がビッシリ! ついていてビックリ!、慌てて葉をつまんで捨てたことは、バラを栽培している人なら誰でも経験があるのではないでしょうか。
その卵は、おそらくヨトウムシという虫の卵ではないでしょうか。春先から秋まで、バラの栽培者を悩ませる害虫で、日中は土の中、夜間に活動するので見つけにくい困り者です。早めの発見と駆除、できれば卵のうちに退治したいですね。
バラ 葉の裏 卵

バラの葉の裏についている卵は何の虫?

ヨトウムシ(夜盗虫)とは、ヨトウガの幼虫で、日本中で見かけます。夜行性で駆除の難しい害虫で、ヨトウムシのついているバラの葉はボロボロになってしまいます。もしもヨトウムシの卵をみつけたらすぐに対策をしましょう。

葉の裏に白くて丸い卵が、ビッシリと整列してくっついているのを見つけたら、その葉はつまんで袋に入れて捨ててください。ただ、卵が産みつけられた葉がの数が多いと、葉っぱごと捨てたりちぎったりしていくと、バラの花はきれいなのに、葉っぱがスカスカになってしまいます。見た目も良くありませんよね。歯ブラシやヘラのようなものでこすり落としたり、粘着テープでペタッと取って捨てる方法もあります。
気持ち悪いのですが、栽培しているバラのためなので、がんばってくださいね。

スポンサードリンク

卵の除去、対策も大切ですが、卵が産み付けられないような対策をするのは、もっと大切ですね。

・ネットをかぶせるのが手軽で効果的でしょう。目の荒いネットではすり抜けてしまうので目の細かい網を選びましょう。ホームセンターで虫除け防止専用のネットが販売されています。お好みの網を選んでくださいね。

・防虫スプレーを葉の表や裏に丁寧にスプレーします。害虫対策や予防にとても効果的です。ご使用のさいに、ご自分の手に吹きかけたり、吸い込んだりしないように注意してくださいね。手袋、マスクで防ぎましょう。

 【まとめ】

ヨトウムシはヨトウガの幼虫で植物全般で見られる害虫です。卵も目立たない葉の裏に産み付け、夜行性で昼間は土の中に隠れているので気づきにくく、知らない間に栽培中のバラがボロボロになることも少なくありません。見つけ次第、早めの対策が必要です。

先程の防虫スプレーが苦手な方は濃い目のコーヒー液を試してみてください。ヨトウガやヨトウムシはコーヒーの臭いが苦手ということなので、ある一定の効果が期待できます。