カタクリの花というのは、種が根付いてその後に花が咲くまでに7年ほどの年月が必要だと言われています。この7年間というのを考えると、カタクリの花はたくましさや辛抱強さなどを感じます。こんなに年月はかけるが、花を咲かせるのも7回程度と言われていて、7年絶えて7年で果ててしまうカタクリは儚いです。そして独特の美しさがあります。カタクリを漢字で書くと片栗と書きます。昔はカタクリの根茎に含まれているでんぷんを使って片栗粉を取っていたので、カタクリは片栗粉の原料だったのです。近年ではカタクリの花が減ってしまっている為、1つの根茎からとれる片栗粉の量も少ない為に、カタクリの根茎に性質が似ている、じゃがいものでんぷんを使用して、片栗粉を作るようになりました。

エゾエンゴサク カタクリ エゾリス

【エゾエンゴサクカタクリは北海道で見られる?!】

エゾエンゴサクカタクリはカタクリと似ていて開花期間は約2週間程度ととても短いです。スプリング・エフェメラルつまり、春の妖精と言われていて、満開の時は一瞬で、夢のように儚く森林を綺麗に彩っています。エゾエンゴサクカタクリは、ケシ科キケマン属で多年草の淡い青色をした可憐な花です。カタクリと似たような環境を好んでいる為、カタクリとエゾエンゴサクカタクリは二つ揃って春先の北海道の森林を彩っています。

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そして、カタクリと同じように球根にでんぷんをためるので、昔はアイヌ人の保存食として使われていました。エゾエンゴサクカタクリはカタクリの引き立て役のような感じがしますが、そんなこともなく淡い青色が特徴的でとても綺麗なのです。

【まとめ】

7年間花が咲くのを待った後は、7年間花が咲き続けて枯れてしまうという、カタクリは7年間の貴重な時間の為に同じくらいの時間を費やしてお世話しなければいけないのはとても大変ですが、花が咲いた時の喜びはそれは嬉しいものだと思います。栽培は大変だと思いますが、挑戦してみたいものですね。