チューリップはもともと寒さに強く暑さに弱い花です。それは、チューリップの原産地が夏は涼しく乾燥していて冬は湿度が高く雨が多い地域で地中海性気候と呼ばれる地域に生息しているからです。現在、よく見かけるチューリップはオランダ原産のものが多いです。オランダは、北海道よりも北に位置した場所にあります。では、北海道でチューリップを育てるにあたり一体どのような点に注意して育てれば良いのでしょうか。
北海道でのチューリップの育て方とは⁉︎
チューリップは基本的に寒さに強いため日本で栽培するにあたり寒さ対策はあまり注意することはありません。しかし、マイナス5度以下で球根を保存しているのは球根が凍って花が咲かなくなります。このような場合は、球根にたいして寒さ対策が必要になってきます。北海道のような、日本でも寒い地域でも、チューリップを育てることは可能です。地植えでもプランターでも育て方に北海道以南とほとんど差はありません。水はけの良い土を使ったり、冬になっても球根のために水やりを行うことなど、注意するポイントはほぼ同じです。しかし、北海道では雪が積もるため、冬の間のお世話の方法に少し工夫が必要になってきます。同じ北海道でも、雪が少なく寒冷な道東の地域ではプランターを囲ったり、むろに入れたりすることが必要となってきます。しかし、雪が多く積もる地域であれば屋外に出した状態でもあまり問題ありません。雪に埋もれても、雪の中は保温効果もあり水分も適度にあるので、雪に埋もれた状態が最適な状態となります。雪が降って寒いからといって室内に入れるとうまく育たなくなるので、室内に入れるのは良くありません。水やりも、自然の雨で充分たりるので過剰な水やりは必要ありません。プランターは、特に球根が腐りやすくなるので過剰な水やりに注意します。雪が積もる前に芽が出てきてしまっても、そのまま屋外で冬
過ごしても大丈夫です。
北海道でチューリップを植える時期はいつ頃⁉︎
北海道では雪が積もるため、球根を植える適切な時期が疑問になるところですが、チューリップは寒さに強い植物のため霜が降りたり、雪が積もる頃までは、植え付けするのは可能です。しかし、綺麗な花を咲かせるという目的では、紅葉が綺麗な10月上旬以降に植え付けるのが最適です。
【まとめ】
同じ日本でも雪が降る北海道では冬の越し方が少し違いがあることがわかります。基本的に日本の各地でチューリップを育てることは、簡単に育てられます。花の咲いている間のお世話の方法に差もありません。冬の過ごし方が少し違いますが、寒さに強いチューリップは北海道でも問題なく育てられます。