秋口に種を撒けば、冬から春にかけて黄色やオレンジ色の花を咲かせるキンセンカ。花びらが散る頃に種を採っておけば、その年もまた種植えから始めることができます。
これは、比較的温暖なエリアで種を撒き育てる方法になりますが、寒冷地である北海道では、いつ種を植えれば良いのでしょうか。北海道ならではの栽培方法、注意点等はあるのでしょうか。
キンセンカを北海道で栽培するには?
キンセンカは、日当たりの良い風通しの良い場所、水はけに良い場所であれば、ほとんど放任でも、上手く咲かせることができます。
一般的には種は秋に撒きますが、北海道等の寒いエリアでは雪が解けだす5月下旬~6月上旬に種を撒きます。但し、秋に撒いた種に比べ、発芽する確率が低くなる、花の大きさが小ぶりになる等のデメリットがあります。
では、育て方についてですが、発芽して本葉3~4枚になってきたら、元気なキンセンカを育てるためにところどころ間引きしましょう。
株と株の間が狭くなると、花の数が減り、小さくなってしまいますので、思い切って、間引きします。間引いた苗は、捨てずに取り置きし、ほかの場所へ移植することをおすすめします。
まず、種を植える土ですが、キンセンカは酸性土壌を嫌いますので、石灰を入れることをおすすめします。土を耕した後、すぐ種を撒いてはいけません。逸る気持ちは分かりますが、ここは、一旦待ちましょう。1週間から10日程、土を休ませた後、種を撒いてください。
キンセンカは、気温が零下の寒さの夜中でも、1日数時間から半日の太陽光があれば、そのエネルギーだけですくすくと成長する耐寒性の強い植物になります。が、霜に弱いので、できるだけ長い時間、日当たりの良い場所に置き、少しでも霜の心配をしないで済むように心がけてあげましょう。
まとめ
キンセンカは耐寒性の強い品種になり、北海道の寒さにも負けずに咲いてくれます。が、もし、なかなか発芽しない、花がなかなか咲かないといったことがあれば、早めに、肥料を与えることを考えましょう。また、霜焼けを予防するためにも、植える場所、プランター等を置く場所には十分注意することをおすすめします。