綺麗なバラを育てるには、栄養をしっかり花に届けてあげる必要があると言われています。花に栄養を届けるのは茎とされ、この茎や、光を集めて栄養を作る葉っぱがしっかり育たないと、綺麗なバラの花は咲かないと言われています。
特に茎が細くなってしまうことが多いようなので、原因などについて調べてみました。
バラの茎が細い原因は?
バラの茎が細くなってしまう原因の多くは、害虫の被害だとされています。茎が細くなって垂れ下がっているような場合、クキバチ(ハキリバチ)と呼ばれるハチの一種による被害の可能性が高いようです。
このクキバチはバラにとって天敵ともいえる害虫とされ、産卵時にバラの茎を下から上に向かってらせん状に傷つけながら卵を植え付けていき、さらに孵化した幼虫は茎を食べながら進み茎の中で繭を作って羽化すると言われています。
そのため、クキバチが散乱したバラは茎が細くなって垂れ下がってしまうようです。次に多いのがアブラムシとされ、茎や葉っぱなどの養分を吸い取ってしまうため、次第にバラ全体の生育が悪くなっていくとされています。
その他、コガネムシの幼虫が根元に潜んでいたり、カミキリムシの幼虫が茎の中に潜んでいたりする場合でも、茎が次第に細くなってしまうようです。
害虫の被害を防ぐ方法とは?
バラの栽培では、風通しが悪かったり、湿度が高すぎてしまうと害虫の繁殖を助長してしまうと言われています。
害虫が寄り付かないようにするために、枯れた枝や不要な枝葉を剪定してあげることで風通しが良くなり、虫が付きにくくなるとされています。
また梅雨時期などの湿度が上がりやすい時には、根元にマルチングチップを撒いておくことで湿度を一定に保ってくれるようになり、害虫の繁殖や病気の予防にもなるとされています。
まとめ
バラの栽培は害虫との戦いだと言われるほど、天敵となる害虫が多いとされています。現在は予防薬剤や虫除けシートなど、様々な害虫対策グッズが売られているため、ホームセンターや園芸店などで相談しながら、しっかりと害虫対策をするようにしましょう。