バラの花束なんてもらったら、花にそこまで興味がない人でも結構嬉しくなってしまいますよね。人を喜ばせたり幸せな気持ちにさせてくれる力が花にはありますが、特にバラはその力が強いような気がします。
花束でも嬉しいですが、花が好きな人や育てることが好きな人にとっては、鉢植えで贈られる方がより嬉しいようです。切り花よりも長く楽しめる上に、お世話すればまた次のシーズンも花を咲かせてくれるかも知れない楽しみがあるからです。ガーデニングでバラに挑戦する人も多いですが、育てる上で知っておきたいのがバラの木の寿命です。どれくらいの間、頑張って花を付けてくれるのでしょうか。
そこで今回は、バラの木の寿命についてご紹介したいと思います。
【バラの木の寿命は長い?短い?】
バラの木の寿命は品種によって異なるようですが、大体10年から20年程だと言われています。中には30年以上も元気で花を付けているバラもあるとか…。3、4年目のバラが最も元気な時期で、美しい花を多く付けてくれます。結構差が大きいなと思いますが、この差は手入れの差によるものが大きいようです。
バラは環境の変化によるストレスを受けやすく、すぐに弱ってしまったり花を付けなくなってしまいます。病気や害虫の対策はもちろん、土や肥料のバランス、水やりのタイミング、剪定など手間を掛けてあげることが多い花です。その年の天候状況も配慮して、しっかりそのバラに合った世話が出来ていると、寿命を延ばすことが出来ます。
平均寿命を超えたところで、木の株は古くなってしまっている為、全盛期に比べたらもちろん花は付きにくくなります。しかし、バラの色や形が安定する傾向にあり、個々のバラが形揃って咲いている光景は、また美しくもあるのです。
このように一生懸命手入れをすれば、10年、20年、30年と楽しませてくれるのがバラの木です。切り花用の品種は寿命が5年と短いようですが、その他のバラの寿命は私たち育てる側の努力によって長くも短くもなります。
【まとめ】
バラの木の寿命は約10~20年であることが分かりました。その間の3、4年目が最もピークなようですが、それ以降も手入れによって、老いてもなお美しい花を見せてくれます。手間を掛ければ掛けるほど良い時期と、そのバラに適した処置を施すことで寿命を延ばすことが可能になるようです。年数をかけて、バラに合った環境を作り直してあげましょう。