薔薇は世界中に出回っている花で愛されている花ですが、古くからある花でもあります。ですから、世界中に薔薇の呼び方も色々あります。そもそも薔薇の英名ローズの語源はギリシャ語のロードンに由来していて、これは紅を意味する言葉です。では他の国ではどう呼ばれているのでしょうか?今回は世界各国で薔薇がどう呼ばれているのか調べてみました。

薔薇 フランス語 読み方

フランス語での薔薇の呼び方

フランスでは薔薇の事をrose、ローズ、rosier、ロジエ、ロズィエと読んだり発音したりするようです。

フランスでは17世紀国王ルイ14世が大の香好きで毎日ベルサイユ宮殿にローズ水をふりかけていたそうです。マリー・アントワネットも薔薇のお風呂に毎日浸かっていたようです。マリー・アントワネットはローズとスミレを自分の香として贅沢に香を楽しんでいました。フランスで薔薇の栽培が発展したのはナポレオンの時代で皇妃ジョセフィーヌが薔薇の好きな人で夫であるナポレオンに各地の薔薇を持ち帰らせてバラ園を造り、専門の園芸家を雇い薔薇の交配を始めフランスに25種しかなかった薔薇を4000種に増やしたと言われています。

イタリア語での薔薇の呼び方

イタリア語ではrosa、ローザと読んだり発音したりするようです。

イタリアと言えばローマですがローマ帝国の時代薔薇は大人気でした。ローマ帝国第5代皇帝ネロは大のバラ好きで宴会場を薔薇の花で埋め尽くしたり、天井から薔薇の花びらを雨のように降らせる事もあったそうです。

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ドイツ語での薔薇の呼び方

ドイツ語ではRose、ローゼと読んだり発音したりするようです。

ドイツではバラ園で騎士が戦ったというヴォルムスのバラ園というお話があります。

ロシア語での薔薇の呼び方

ロシアではРоза、ローザと読んだり発音したりするようです。

直接薔薇とは関係ないのですがロシアでは花束を作る時は必ず奇数にするそうです。花束を偶数にするのは葬儀の時だけだからロシアで花束を送る時は必ず奇数にしてくださいね。

【まとめ】

ヨーロッパでは古くから薔薇は咲いていて、人目を引いた花のようです。古代や中世までは高貴な人間しか所有を許されなかったようです。それほど薔薇は美しく貴重な花だったのでしょう。今では気軽に栽培できるようになりましたが、気軽に栽培できるようにしてくれた先人達の苦労を忘れてはいけませんね。