人間にとっては栄養ドリンク、植物にとってそんな栄養ドリンクのような存在なのが『肥料』です。
シクラメンの花は他のお花のように暖かい時期に咲くお花ではなく冬の間に咲くお花、と言うことは肥料を与える時期も温かい時期に開花する植物とは異なるのでしょうか。
今回はシクラメンの栽培に欠かすことのできない肥料の与え方や時期について調べて行きましょう!
シクラメンへの肥料の与え方は?
基本的にはシクラメンの花を栽培する際に活用する肥料は『元肥』と『追肥』です。
『元肥』とは、一番初めに土の中に混ぜて使う肥料の事で、その際には即効性のあるものは使わず、緩効性のものを使用しましょう、最近では『シクラメンの花専用土』などその植物に合った配合があらかじめ施されている土が売っていますのでそういったものを活用するのもいいかもしれませんね。
続いては『追肥』ですが、これは根がしっかりと伸びてきて生育が盛んになるころ、次々に開花を始めているときに活用する肥料の事を言います。
追肥には数種類あります、それは『置き肥』と『液体肥料』です、それぞれの与え方を見ていきましょう。
『置き肥』は球根に触れないように株から離して置きます。
窒素・カリウム・リン酸がそれぞれ同量配合されているものやリン酸多めの物を使用すると良いでしょう、また骨粉などが入っていないものを選ぶよう注意します。
『液体肥』は1000倍から2000倍に薄めて使用します。
カリウム・リン酸が多めに配合されているものを選んで使用してください。
シクラメン 肥料 時期
上記で説明した通り『元肥』は植え替えを行う際に土の中に混ぜる肥料、では『追肥』を与える時期はいつ頃行うのでしょうか?
追肥は基本的に開花をしてくる1月から行い、開花している間の4月までしっかり行いましょう。
逆に、あたたかくなる5月から8月には肥料に加え水も与えずに休眠期を過ごします、そして9月の植え替えの時期から1か月過ぎた頃から再度追肥を行います。
シクラメンへの肥料の頻度は?
大輪系のシクラメンには1月・3月・11月に置き肥を施しましょう、置き肥の頻度としては開花時期は2か月に1回です。
またその他の月、2月・4月・9月・10月・12月には液体肥料を薄めたものを月に2回行います、しかし9月は植え替えをして1か月後に1回のみ与えます。
中輪系・小輪系は液体肥料を与えるのですがその頻度は1月から4月までは2週間に1度与えます、休眠期を終えた9月は植え替えから1か月後にも1度与え、10月・11月は月に1度、そして12月には月に2回を目安に与えてください。
肥料は多すぎても生育に支障をきたすことがりますので、草丈が伸びすぎていると感じたら薄めかたを1000倍から2000倍に変えて与えましょう、いずれもその時のシクラメンの状態で判断しましょうね。
まとめ
今回はシクラメンの栽培に欠かせない栄養剤・肥料の与え方や頻度・時期を調べてきました。
与えすぎても生育に影響を与えてしまうので日々の観察から頻度や配合量などは変えてください、開花時期には特にしっかりと栄養を与えシクラメンの綺麗な開花を楽しみましょう。