花が下向きに咲くシクラメンの花言葉は、内気、はにかみ、恥ずかしがり屋といった少し控えめな印象です。花の色はピンクや白などが多く見られますが、紫色は内気というよりは、どこか高貴さを感じさせます。
赤系統と青系統のどちらも美しく品があり魅了されます。この紫色のシクラメンには、どれだけの品種があるのでしょうか。
紫色のシクラメンには、どんな品種があるのか
紫色のシクラメンといえば、だいたいパープル(赤紫)が主流ですが、2011年にサントリーから発売された「セレナーディア」の3シリーズは、“青いシクラメン”としてとても希少な品種ですが、いわゆる“青”ではなく、青紫色のシクラメンです。
その3シリーズとは、アロマブルーは、一重咲きで、めずらしい香るタイプの品種です。
ビクトリアブルーは、トップにフリルがあり、履輪が特徴的の一重咲きです。
ライラックフリルは、八重咲きのライラックカラーが可愛く、花はドレープのようになっています。
また、北島園芸が作出された「そら」は、大輪咲きの品種です。こちらも青紫色で、口元が濃い紫色になっているのですが、全体的にグラデーションになっており、とても美しく魅力的です。やはり香るタイプです。
先ほどの2社から出ている品種は、両方とも青系統のシクラメンでしたが、比較的多く見られるのは、赤系統の紫です。
単色系ではパープル、複数色形ではブルマージュパープル、また、ウェーブ系のウェーブパープルなどがあります。
他にも福輪系、シャワー系、変わり咲き系といった花弁の種類もあります。福輪系とは、花弁が真っ直ぐで花びらの縁の部分が薄く抜けているのが特徴です。
シャワー系とは、花弁は真っ直ぐでスジ状の模様が入っています。ウェーブ系とは、花弁にギザギザがあるタイプです。変わり咲きとは、今までにない咲き方をする品種です。
まとめ
このようにシクラメンの花は、色や咲き方でもいろいろなタイプがあり、それぞれに魅せられてしまいます。特に赤紫色や青紫色などは、神秘的で引き込まれます。
これから先も研究を重ね、品種改良が進むことと思いますが、次はどんなタイプのシクラメンが見られるのかが楽しみです。