お店で購入したり、いただいたシクラメンは鮮やかな花を咲かせていますね。室内に置いてしばらくすると、茎や花がぐったりという経験はありませんか。
シクラメンには最適な環境があります。花を持たせて、上手に育てるためのポイントをご紹介していきましょう。
シクラメンが枯れる原因とは?
シクラメンは地中海沿岸が原産地で、生育最適気温は10℃~20℃と言われています。日本では12月頃購入される方が多いと思いますが、ご家庭での室温は25度前後ではないでしょうか。
まず気温が原因で枯れることが少なくありません。暖房が効いた室温はシクラメンにとって暑すぎるのです。
室内で育てる場合は、夜間は10度くらい、日中は20度くらいの環境が好ましいと言われています。
室内では暖房をするリビングではなく、廊下や玄関などが理想です。また、日照不足も大きな原因の一つです。
いくら寒い場所がいいからといっても、一日中日陰では葉が黄色くなったり、花もぐったり枯れてしまいます。日中は日の当たる窓辺に置いてあげましょう。
水分不足も考えられます。店頭で購入したシクラメンのほとんどは底面吸水鉢に入れられていて、底に水を溜める受け皿がついています。
この部分の水が絶えないようにしてあげましょう。上から直接水を与える時は、葉をかき分けて球根に直接水がかからないよう気を付けましょう。
湿気の多い環境下ですと、球根に水がかかると、乾かずに蒸れて、腐って枯れることもあります。
シクラメンは枯れても復活する?
原因が暑さや水不足であれば、水をたっぷりやり、しおれた状態の花を束ね、葉っぱごと全体を新聞紙で覆うように巻いていきます。この時、葉は上向きに持ち上げるようにします。
あとは、日陰で一両日置いておきます。少しずつ元気を取り戻すでしょう。
また春から梅雨時に枯れるのであれば、水はけの悪い土が原因でしょう。葉や茎にしみのようなものができたら、灰色かび病にかかっているかもしれません。シクラメンに適した水はけの良い土に植え替えましょう。
シクラメン専用の培養土を使うとよいです。傷んだ葉は手で摘み取り、通気性よくしてあげることが大切です。
枯れてもうおしまいと思っていても、適切な対処をすれば案外早く、復活してくれます。諦めずにこまめなお手入れをしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シクラメンは育て方にポイントがありますが、長持ちさせるためにも、一日に一度はシクラメンと向かい合い、健康チェックをしてあげてください。
シクラメンからのSOSを早くキャッチして、対応してあげましょう。