底面給水鉢という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
鉢皿に水を溜めておくと、鉢の底からたれた不織布が水を自然に吸って土の温度などを一定にたもつことができる鉢なのです。
これから底面給水鉢から普通の鉢へ植え替えすることができるのかどうかなどをご紹介していきたいと思います。
シクラメンの底面給水鉢からの植え替え方法について
底面給水から普通鉢に植え替えたほうがいい時期は、4月下旬から5月中旬ごろだそうです。
花の咲き乱れる時期がすぎて、もう花の終わりかな?て感じになってきたころが植え替え時期となります。
一般的なシクラメンと植替えが違うのは?底面給水で成長したシクラメンは、細根が成長していないのです。
普通鉢の方は、乾燥や湿度などの気温差があるので細根が成長して酸素や水分を吸う力があるのです。
しかし、底面給水で成長していたシクラメンは、適温を維持しながら成長するので細根を発達させることがないのです。
根が成長している時期に植え替えることにより休眠までに細根に刺激をあたえることで、普通のシクラメンになることができるのです。
植え替え方法とは?
まず、今まで使ってた鉢より一回り大きい鉢と鉢底石と新しい培養土を準備します。あまり深い鉢や浅い鉢じゃなく一般的な深さがあるものにして選んでくださいね。
花が終わりそうになってきたら、残りの花と蕾を取ります。底面給水鉢からこっそりと根から抜きとります。
シクラメンの根鉢の土を上から優しくかけていきます。
普通鉢に、鉢底石などを入れて上には培養土を半分くらい入れていきます。
培養土の上にシクラメンをのせて空いている隙間などは培養土の土で埋めていきます。
植え替えた後は、鉢の底から透明な水が出てくるまでたっぷりと水やりをしたあげてください。
植え替えするときに気をつけなければならないことがあります。
底面給水鉢で成長してきたシクラメンは、細根が少ないので植え替えた直後は、とても乾燥しやすいので植え替えて一ヶ月くらいは水切れしやすいので気をつけるようにしましょう。
底面給水から普通鉢の植え替え成功率は五分五分くらいだそうです。植え替えに使う培養土は、古いものではなく新しいものを使用してください。
しかたなく古い培養土を再利用しなければならないときは、ちゃんと消毒をしてシクラメンに合うような土にしてから使うようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
底面給水鉢?初めて聞いた方も多かったのではないですか?
便利でありますが、普通の鉢で育てたシクラメンの根っこの生命力に比べると少し弱い気がしますが、底面給水でも途中から普通の鉢に植え替えることで、細根がもっと成長して力強いシクラメンになることができるので、ぜひ植え替えに挑戦してみてください。