シクラメンは日本では、秋から春に綺麗な花を咲かせてくれます。原産地の地中海沿岸では、「涼しい雨季」に花を咲かせますが、日本ではちょうど「冬」に当たります。

原産地の「暑い乾季」にあたる日本の「夏」に休眠させますが、日本の夏の湿度はかなり高いです。温度、湿度管理など、シクラメンの休眠は難しいとされてますが、正しい休眠方法について調べてみました。

シクラメンの休眠を成功させる方法は?

 

シクラメン 休眠 方法

冬に花を咲かせたシクラメンも初夏になると、花の数も減り、葉や茎も元気がなくなり萎れて枯れてきます。

この時期が休眠に入るタイミングです。残っている葉は根元から手でむしっておきましょう。葉の数が10枚未満であれば、シクラメン自体が休眠の準備をしているとも言われています。

6月以降は、涼しくて、雨や直射日光が当たらない場所に置きます。水やりの量も徐々に減らし、真夏には水も肥料も一切やめます。

うっかり水をやってしまうと、球根が腐ってしまいます。雨に当たると黒カビが発生することもあります。

水がなくなると葉は枯れてしまいますが、問題ありません。最高気温が20度以下になるまで、風通しのよい、涼しい場所で管理します。

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8月下旬から9月になり気温が下がると、シクラメンを植え替えします。シクラメンは球根植物なので、休眠期でも球根は土の中で生きています。

球根の上部に小さな芽が出ていたり、触って硬かったら「休眠成功」です。植え替えの時には昨年より、一回り大きな鉢を用意します。

土はシクラメン専用の培養土がおすすめです。球根が土から3分の1くらい出ている状態に植えます。

その後気温が下がるとともに、球根は生育し、また新しい花を咲かせてくれます。

なかなか休眠させるのは大変ですが、気温や湿気に気をつけていくと成功に近づきます。成功率は半分くらいともいわれますが、根気強くお世話してあげましょう。

まとめ

今回は「休眠方法」について紹介しましたが、葉っぱだけを残して「休眠させない方法」もあります。梅雨に入るころ葉の数が10枚を超えていると、休眠せずに育てることも可能だそうです。

水やりや肥料も必要になりますが、水をやる頻度も控え、肥料も薄めたものを与えます。温度や湿度管理も必要です。

休眠させた方が夏越しが簡単ですが、興味ある方は「休眠させない方法」も調べてみてはいかがでしょうか。